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2005年10月09日

本:訊く

訊く
中島らも(講談社文庫)

精神科の達人(吉野祥一)
漢方の達人(田中良宣)
気功の達人(李敬烈)
毒の達人(山崎幹夫)
広告の達人(西久保弘光)
ゲイパワーの達人(平野広朗)
旅の達人(久路流平)
サックスの達人(古谷充)
釣りの達人(毛利俊博)
ハサミの達人(三谷憲太郎)
断酒の達人(阿部登)
プロレスの達人(安達勝治)

 …の、それぞれとの対談。
 ひとつひとつは短いが、個々人の専門や専門ではない、意外な話と次々と飛び出してきて面白い。らもさんが合うと感じるひとたちだけあって、ひとくせもふたくせもあったり、達人と言われる世界からはみでた生業を持っていたり、患者としてのらもさんと接点があったりする。
(らもさんは、コピーライターでありながら、演劇を作ったり小説を書いたりロックをしたりなんだかんだをしながら、アル中であったりうつ病であったりと忙しいひとだった)

 古本屋でなんとなく手に取った一冊だけれど、充分面白かったですょ。

投稿者 chi : 2005年10月09日 21:35

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コメント

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