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2006年04月26日

鍵盤がわりに。

 歌をちょろっと習っている。
 月に一度のグループレッスンという、のんきなペースだったりするのだが。

 そんでもって、初めて見聞きする曲をやったりすると、復習したいわけですょ。でもでも、うちには楽器というものがないのです。音取りが〜…。

 というわけで、先日、鍵盤フリーソフトを探してきて、ぽちぽち。
 キーボードからでも 1オクターブ分くらいは弾けるのだけど、なにしろ白と黒の鍵盤とはまるで違うもんで、難しいったら。…いや、白と黒の鍵盤だとしても、もはや思うように弾けるとは思えないのだけど。

 ピアノ歴10年ちょっと。しかしながらその後のブランクが20年くらい(笑)。何を習ったかすらもぅ覚えてないですょー。て調子なもので。

 とはいえ、押せば音が鳴るのが面白くて、長々ながなが遊んでいた。
 もらってきた楽譜の、知らない曲のをいくつかぽちぽちと弾いてみる(単音じゃないと無理ー)。1オクターブを越えると、マウスポインタでぽちぽちするもんだから、切れ切れ〜の、ほんとに悲しい有り様だったりする。

 鍵盤の方のキーボード、88鍵じゃなくても、音がショボくてもいいから、欲しくなってきちゃったなぁ。。。

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2006年04月24日

うみさんのひみつ。

 そうそう。
 うみの名前の由来は、「海」ではないんですょ。

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物憂げ。

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 ついさきほど、右の写真が冬まっただ中な雰囲気ぷんぷんであることに突然気が付いたのでございます。
(以前の写真は こちら )

 てなことで写真変更。あんまり春らしくないから、そのうち新しい写真を撮りたいな。

 ものうげなうみさん。
 多分寝起き。w

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父親が来た。

 会社関係で、東京にゴルフをしに来ていた父親が、帰りに泊まりに来た。
 こんなことは初めてだったから、一週間ほど前に「泊めてってお父さんが言ってる」って母親に言われたときにはびっくりした。いつも会社のひとたちと行動していて、近くにいるのにかすりもせずに帰ってしまうことばかりだったから。(そんでもって、父親が自分で電話をかけてくることは全くないw)

 
 金曜にゴルフをして、土曜に横浜で延々お食事をしてから解散。という日程だったらしい。土曜の夜にやってきた。父親がひとりで来るのも初めて。前回は確か3年前。都内での葬儀の帰りに両親ともに泊まっていったんだったと思う。
 
 うみは最初はおっかなびっくりだったものの、タワーの個室から出てきて、逃げもせずにくんくん。もともとたばこは嫌いなはずなのに、ヘビースモーカーの父親から逃げもしなかった。3年ぶりの再会を覚えているとも思えないのだけど…(年に2〜3回来る母親のことは覚えているらしい)。
 
 日曜は。仕事に必要だけど松山では手に入らないというパーツを探しに秋葉原へ。ラジオ館ならあると思う。という父のお言葉で、直行。しかし。ない。近隣のお店で聞いたら、この辺のお店にはないとのこと。ハンズだったらあるかもと言われたので、そのまま渋谷ハンズへ。
 
 結局お目当てのものは見つからず、それでも地元では手に入りにくいというケーブル(なのか?)とかなんとかを入手して、そのまま羽田へ。
 
 早めについて、遅めの昼食。
 お茶もしつつ、家族のこと、ついでに自分のこと、いろいろ話した。父親とふたりで話をしたのって、久しぶり。いつもは実家に帰らないと会うこともできないし、3月には帰省しようか迷いつつ結局帰らなかったから、こういう機会があってほんとによかった。
 

 で。
 今日いちにち、父親の喫煙環境のために(や、足も痛めてたんだけど)車を出して。やっぱ ETCつけよーかなーと思った矢先に、サイドミラーが死んじゃいましたよ。モーター異常で、全とっかえになっちゃったーん。はぅうぅぅ。と、とりあえずひとつずつー(弱

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2006年04月23日

世界一受けたい授業 / 鎌田實先生

 土曜だったか。
 たまたま TVでやっていた「世界一受けたい授業」という番組を見た。どれも興味を引いたのだが、最後の“授業”がいちばん興味を引いた。

 鎌田實先生。終末医療の分野で有名なお医者さん。
 そういえば、「がんばらない」他の著書は見たことがある(読んだことはない)。
 当日の内容は →こちら
(鎌田先生の授業はいちばん下)

 がんと生きていくこと。
 痛みは体の痛みだけではないこと。
 積極的な治療をメインに据えた、「助ける医療」だけではなく、痛みを緩和し、患者に笑顔を取り戻すための「支える医療」がとても重要なこと。
 痛みを受け入れる医療、対策する医療が、日本では立ち後れていること。

 それから、「かかりつけ医」という存在。
「名医」は、それぞれの分野の名医であって、全体的に自分を診てくれるわけではない。
 ひとに必要な「かかりつけ医」の条件は、何でも話せること、いざというときに名医を紹介してくれること。

「醫」という字。現在「医」と書かれる字の、日本での本来の意味。
 技術と、奉仕と、祈る/癒し という役割をあらわすのだという。
 それがまさしく「かかりつけ医」のことではないかと。

「かかりつけ」。私は犬猫などなどの「かかりつけ」を目指している。専門医では全体は診られないと常々思っている。専門医にかかる前の窓口が必要ではないかと。
 その「かかりつけ」がどのようなものであるべきか、具体的に言われて、自分の目指したいものがはっきり見えてきた。自分がその方向に進んでいることも実感できた。
 まだまだ未熟ではあるけれども、進んでいる方向は、間違ってない。


 放映中もそのあとも、たくさんたくさんのことを考えた。
 テレビ番組を、メモを取りながら見たのは初めてだ。
 講演を聞いている集中の仕方をしていた …と思う。


 それから。

 番組のサイトで、紹介されてない名言があった。

「丁寧に生きた結果が、死に方である」

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2006年04月21日

やがて訪れる

 死はだれにでも平等に訪れる。
 でも、自分の大事なひとや大事なわんこにゃんこたちに、目に見えて具体的に確実に近づいてきているのがわかったひとに、どんなことばをかけられるだろう。っていつも思う。考えて考えてことばを尽くすけれども、これでいいんだって思えたことが一度もない。どんな感謝のことばをもらっても、本当にこれでよかったのかと常に疑問が残る。

 正解なんてないのかもしれないけれど。

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2006年04月18日

アンコールオレンジ。

 どうやら母親が手配してくれたようで。
 ある日突然、アンコールオレンジという柑橘類がやってきました。

 初めての出会いなのです。
 能書きには、
>「アンコールオレンジ」は、一度食べたら「もう一度!」とアンコールしてしまう程おいしいという事から、この名前がつきました。
 …ということで。
 酸味が少なくて、柑橘類ではいちばんと言われるコクのある甘さなんだそうな。
 しかも地元方面での特産なんだとか。
 や、だから、初めて知ったわけですが。

 とりあえずお礼お礼。と、母親に電話して、「アンコールオレンジ届いたよ〜。ありがとぅぅ〜」と言ったら、「あらそうなの?」という反応。あらそうなのって言いたいのはこっちですよー。母親の名前が差出人になってますよー。

 よくよく聞いてみると、発注したはいいけど、それがけっこう前のことらしくて。
 何を頼んだか、いつの旬のものだったかすっかり忘れていたそうな。
 …ま、いっか。

 そんなこんなで、濃厚な甘さのオレンジとの初めての出会いでした。
 調べてみたら安くはなかったから、腐る前に頑張って食べないとー。
(糖度が高くて皮が薄いと腐りやすいのだそうですょ。だからみかんは油断してるとマリモになっちゃうんですねぇ。 ←これも初めて知った)

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2006年04月14日

先週のお花見。

 先週。4月6日。てくてくとお花見をしてきました。
 頭上には桜。足元には小川とチューリップ。なかなか素敵なところでした。
 
 近くの道路はよく利用するのですが、一本入ったところに、こんなにきれいなところがあるとは、教えてもらうまで全く知りませんでした。

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↓こちらは、違うところ。信号待ちの間に。
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 足元のチューリップの中には、変わったものもたくさんありました。

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 どれもチューリップなんだよねぇ。特に、いちばん上のは、花びらがひっくり返っててびっくり(笑)。色にグラデーションがかかっていたり、花びらがくるくるだったりふわふわだったり、花の形そのものもいろいろだったりで。なかなか面白かったです。

 遊歩道になっているんですが、チューリップは、いろんな種類が織り交ぜて植えられているところと、色も形も同じものが並んでいるところなどがあって、それはそれでそれぞれきれいでしたー。

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2006年04月11日

本:神様のボート


神様のボート 江國香織 (新潮文庫)

 緩い物語が読みたいと思って手に取った。
 骨ごと溶けるような恋をしたママー葉子と、その恋の結果生まれた、草子。
 あのひとーパパとの、「必ず探し出す」という約束にすがって生きるママ。一方、かつての夫ー草子にとっては義理の父である桃井先生の、「東京を出ていってくれないか」という言葉に縛られて、各地を転々とする。あのひとのいない場所になじむわけにはいかない。神様のボートに乗ってしまったから。

 視点は母娘を行き来しながら、それぞれの一人称で語られる。
 その生活を続けている間も、草子は成長する。小学生から、高校生へと。
 ママの想いは変わらないまま、生活は変わらないまま。でも、草子は育っていく。変化をしないわけにはいかない。

 作者に、狂気の物語と言わしめている一冊だけれども、葉子の気持ちと行動は理解できないわけではない …と思う。物語の最後の最後に触れずに、思ったことを書くのは非常に難しいのだけれども、少なくとも自分にとっては、狂気のものがたりでは、なかった。それでも、 作者の思うつぼにはまってしまった。結末に向かって流れはじめるあたりから、もう目が離せなかった。

 緩い物語を読みたいと思って手に取ったのに。

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2006年04月08日

お風呂で浸かる。

 お風呂にどっぷり浸かってぼんやりしたときは、だいたいお風呂でその日あったあんなことやこんなことを全部流してしまうのだけれども。

 今日は失敗している。
 いろいろ思い返して、頭のてっぺんまでいろんなことに浸かってしまった。

 …まぁ、ほとんどが仕事関連なわけだけれども。
 仕事上のことと言っても、あのときこういえば良かったとか、そういうことも含まれる。ただ、それが、亡くなった子のおうちの方が、落ち着いてからごあいさつにいらっしゃったときのことともなると、ああ言えればよかったんだけど、言ったらこっちもほろほろしちゃいそうだったーなぁ。なんてことで、よわよわで仕方がない。

 ビーグルの○っくん(愛称。仮名)。
 これまでずっと、おかーさんが連れてきてたのに、最近はおとぅさんが連れてくるなぁと思っていたら。数カ月前におかーさんが亡くなってしまったとかで。まだまだまだまだ若いのに。ふんわりと優しくて、○っくんのことを大事だいじにしてたおかーさんだった。
 今日聞いたわけじゃないのに、そんなことまで思い出してますますよわよわで仕方がない。○っくんは、初診の時にびっくりがあったから、そのときのことも鮮明に覚えている子だったりもする(11年前だと思う)。

 目が回る。というのを地で行くくらい忙しくなってきたから、仕事中はよわよわになっているひまなんてないのが幸いではある。せめて体調は気をつけないとなー。

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2006年04月07日

負け。

 今日は早起きして、お天気がいいからと調子に乗って活動していた。
 はうすきーぷに必要なあれこれに加えて、ひとりでお花見に行ったり、友達とお花見に行ったり、話し込んだり。お花見では写真を撮ってきたから近々アップしたいなーと思っている。

 で、実を言うと、昨晩へこたれていたりなんだりで、今朝方あんまし寝てないわけですょ。
 ところがですね、夜も遅くなってきて、自分のしくだいを思い出したんですょ。

 …………。
 ちょととっかかってみたけど、潔く負けを認めることにしました。頭の中でまとまらなーい。

 負けですょ。負け。

 おやすみなさい。。

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2006年04月06日

職業病。多分。

 うみさんの腫瘤をみつけたとき、かなりへこたれた。混合ワクチンを接種したのは昨年の暮れ。見た目は多少違うが、場所も時期も、連想した腫瘍と合致する。
 
 これがワクチン誘発性肉腫だったら。
 最初にしなくてはならないのは、椎骨の一部の切除も含む、広範囲の切除。予後はかなり悪い。
 
 ものすごくへこたれていたら、じぅいではない友達に、なぜそんなに悪い方にばかり考えるのか、と訊かれた。
 
 訊かれて考えた。
 診察の時には、症状や診察から、病気や原因を推察する。一度で何もかもが確定することはほとんどない。鑑別すべき疾患のリストから、ひとつひとつ除外していく場合も少なくない。その「鑑別すべき疾患のリスト」に、予後が悪い病気が含まれるなら、それは肝に銘じておくべきだ。
 
 プロフィールや診察、検査の結果から、最悪の事態を患者に告げておくべきであると判断したら、そう告げる。それほどではないと判断しても、自宅での投薬に反応しなかったら連絡するように指示をする。 
 
 安請け合いをして、鑑別リストの中の、「最悪の病気」だったら。
 患者も飼い主も自分自身も、目も当てられない状態になる。
 症状から見る発生率だけでは、その判断は下せない。気持ちの問題でもない。
 
 そんなこんなで。
 その対象が「うちの子」であっても、最悪の事態は考えずにはいられない。
 うちの子であるからこそ、最悪の事態を考えただけでへこたれてよれよれになっていってしまうわけで。
 
 これはもぅ、職業病ってことにしておいてください。
 
 そして今回の場合、うみさんに起きたことの「最悪の事態」があまりにもいやーなモノだったから、思いついただけでほんとにへこたれてしまったのだった。

 
 多分その先。予後を延々と考えてしまって、さらにさらにへこたれていってしまったのは、これは職業病というよりも、性格って〜やつなんだろうな。特に昨日はわんこのこともあったから、へこたれ倍増というか、二乗って感じになっていた。

 助けてもらってばかりいる。
 本当に本当に役立たずになっている間。一緒にいることで、違うことを考える余裕もできてくるし、向き合って考える落ち着き(と、勇気)も取り戻せてくる。何より、自分の中にしまいこむのではなくて、昇華ができている気がしている。

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今日のうみさん

 うみさんの気掛かりは。いまのところ保留。
 脱毛の下に、ぷにょんとしたしこりができている。
 これが消えるまで、毎日まいにち、様子を見ながら、どきどきすることになる。
 
 変性を起こしているのではないかと言われたけれど、組織を見たわけではないから確実とは言えない。


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 うみさんのうなじ。ではなくて、はげはげ。
 きれいに毛がない。(;_;)

 当の本人であるところの、うみさんは。
 病院につれていかれて怖い怖い。だったのだけれど、今日は一度も怒りませんでした。えらいえらい。
 帰ってきてから、駐車場に車を停めて、車の中を探検させてみた。今までは、不安からくる粗相が怖くて出したことがなかった。
 
 運転席に座ったまま、うみさんを抱っこ。怖いのと好奇心で、後ろ足がぱーになりながらも、駐車場の前の道を行き交う車を覗く。15分もしたら慣れてきたのか、腕から放れて、助手席をくんくんしたあと、後部座席へ。なにもかもが珍しくてくんくんしながら、後ろの方まで行ってしまった。そこで振り返って、道をゆく車を見て、目が真ん丸に。
 
 その辺で今日の冒険はおしまい。キャリーに戻ってもらって、おうちに帰りましたとさ。
 
 うみさんにとっては、今日の午前はいろんな冒険(?)があった一日でしたよー。

投稿者 chi : 21:50 | コメント (0) | トラックバック

 

 昨年暮れ、かなり予後の悪い腫瘍の手術をして、傷の治りが悪かった子がいる。
 傷が完全に治るまで。ってことにすると、ひどく時間がかかるから、管理の指導をして、おうちにお帰ししたのだった。
 お腹の皮膚が、ぱかんと開いていても、笑顔で元気に歩いていた、我慢強い子なんである。

 腫瘍は再発していた。広範囲なのと病理検査結果がひどく悪かったのとおうちのひとの希望で、今度は手術にならなかった。そのうち、片方の後ろ足がひどくむくむようになってきた。循環がおかしいのは明白で。それでも根本的解決ができないため、腫瘍の進行を抑える目的半分で、鎮痛剤を使用していた。

 その子が、昨日から鳴き続けなのだと来院してきた。体の大きい子なのだが、もう立てない。お腹に穴が開いてても笑顔だったのに、今度は体位を動かすと歯を剥く。よほど痛いかつらいか両方としか思えない。顔つきもいつもとはまるで違う。

 おうちではみられないとのことで(家人にも重篤な病気のひとがいる)、お預かりをした。普段使っている鎮痛剤に加えて、同時に使える薬を、様子を見ながらめいっぱいまで投与したけれども、全然楽になる気配がない。
 朝お預かりをしてから、5時間くらい鳴き通しだったろうか。
 見に行けばなんとか我慢しようとする。よほど眠いのにつらくて眠れないらしく、顔をなでていれば寝そうな顔になる。それでも、思い出したように鳴く。手を放したらぱっと起きて鳴きはじめる。

 ようやく寝たね。と、スタッフと話して、30分もしないうちに、他界した。
 つらくて苦しい時間を経て、疲れ切って眠ったところで召されたのだ。と思う。

 

改善の見込みがないから、あの辛い状態がいつまでも続くようだったら、安楽死を勧めてください。と、院長に話したところだった(院長も同意見ではあった)。おうちのひとがどれだけ大事にしてるか、よくよくわかっている。持病を持つおうちのひとが、ひどくかわいがってるのもわかっている。

 それでも、あの苦しみようは。見ていられなかった。
 多少の痛みは。人間が考えられないくらいの痛みであっても我慢をして乗り越えて来た子が、あれだけ表情に出して苦しんだのだ。
 
 自然に召されたこと、辛いのが半日あまりだったことは、仕合わせであったのだ、と思いたい。
 おうちのひとは、安楽死は躊躇しただろうから。
 持病を持つおうちのひとは、痴呆もはじまっている。安楽死に一度納得と同意をすることができても、あとでまた他のご家族にいろいろと訊いただろうから。

 昨年末から、長々と入院してた子だ。どんなにいい子か、我慢強い子か、あまったれな子か、わかっている。どれだけ大事にされてる子かわかっている。病院で亡くなってしまったのは、ほんとに辛かったと思う。

 意識がしゃんとしている間の顔は、辛くて苦しくて、いつもとまるで違っていた。
 亡くなってからの顔が、とてもとても穏やかに見えた。
 
 ほんとに。楽になったのだと思う。
 泣けてくるよ。

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2006年04月05日

気が付くと。

 自宅にいて、けっこう夜遅く。に、限るのだけれど。

 気が付くと、奥歯を食いしばっていることがある。
 何かをしているときが多いけれど、それは決して歯を食いしばらねばならないことではない。

 なんなんだろう。

 原因は。思い当たらない。
 咬耗が起きてはないから、寝ている間も。ってことはないと思うんだけれど。

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2006年04月04日

爪とぎと。その他と。

 うみさんは、私が帰宅すると、おでむかえに出てきたあと、お気に入りの爪とぎまで急いで行って、爪をとぐ。これを、「歓迎の爪とぎ」と名付けている。
 
 遊んでいるうちに、ヒートアップしすぎて爪とぎしてしまうのは、「コーフンの爪とぎ」
 遊んでほしいけどどうかなぁっておとなしく待ってるときに、さぁ遊ぶよ! と声をかけるとするのは、「ヨロコビの爪とぎ」
 ベランダで見張りをしているときに、近くの道路を大型車が通って、音にびっくりして部屋に駆け込んでするのが、「動揺の爪とぎ」
 
 まだまだ、いろんなときに爪とぎをする。
 落ち着いているときに、すっくり立ち上がって爪とぎのところまで行って、がーりがーりはじめることもある(うみさんは爪とぎを3つ持っていて、その他で爪とぎをすることはほとんどない)。
 
 ねこの「爪とぎ」ひとつでも、いろいろあって面白い。
 …まぁ、突き詰めれば、マーキングという意味合いも大きいのではあるだろうけれど。

 ねこの「にゃぁ」にもいろいろある。こっちはもっともっとバリエーションがあるし、意味が多い。
 わんこの「わん」も同じこと(わん以外に聞こえる声の方が多いと思う)。
 そして、双方とも、たぶん普通のひとが思っているよりボディランゲージは多い。特に、犬は群生動物だから、コミュニケーションのためのボディランゲージは、一般的にねこよりも多い。
 
 犬は犬独特の意味のあるボディランゲージを飼い主に見せているのに、飼い主にはひと風に解釈(誤解)されて怒られてしまうわんこもたくさんいるんじゃないかなぁって思う。
 
 何気ない行動や動き、音に、人間とは全く違う意味があったり、人間には意味のない動きに見えるところに意味があったりする。
 そういうことを知ること、観察することは、いきものを好きで、共に暮らすひとにとっては、非常に興味深いのではないかと思う。

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2006年04月02日

まんまる

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 お天気が悪くなってきて、夕方にはどっかんどっかん雷も鳴っていたけれど、うみさんはぐっすり。
 
 お昼過ぎ、小雨が降っていたけれど、ベランダでブラッシングしたり、お隣のねこさんに愛想をまいたり(それは私か)、遊んだり。うみさんは、今日はよくコーフンして走り回ってましたよ。

 夜になってからは、タワーの個室におこもり状態。お気に入りの場所がころころと変わっていくのは、ねこさんの生態だというのを読んだことがある。本当にそうなのか、単に室温に合わせているだけなのか、ちょっとわかりにくいところではある。

 雷の前には暴風が吹いていたりで、比較的長く咲いていた桜も、そろそろ終わりかなぁ。やっぱり青空の下が栄えると思うんだけど、今年はなかなかいいときにみられなかった。それでも、何かで出かけるたびに、ちょっと遠回りしては近所の桜ポイントを回っていたのだけど(笑)

 本格的な春の到来ですょ。

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