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2006年06月30日

父へ。

 今日で父親が退職した。
 定年退職から12年あまり。もともと勤めていた会社の子会社で、映像や音響関係の技術者として働いていた。
 
 学歴はないに等しい。そんなことに関係なく、 70過ぎて「居て欲しい」と言われる。それは多分、ずっと働いてきた結果なのだと思う。そんなひとになれたらと思う。
 
 大卒しか採らないはずの会社になぜか勤めていて。なぜかなんだかえらいひとになっていた(らしぃ)。40年しんどいこともたくさんたくさんあったはず。定年後も、元上司に頼まれるまま、一緒にずっと働いてきた。

 
 長いながい間。本当におつかれさまでした。
 役に立たない末娘なのに、やりたいことをやらせてもらって、高くつく勉強もさせてもらって、本当に感謝しています。
 
 これからゆっくりのんびり、長く人生を楽しんでください。
 
 趣味は。私が心配しなくてもいっぱいあるから(^^)
 テニスしか脳内になさそうなおかーさんに、ゴルフを教えてあげてください。
 
 ところで。
 おねーさま。お誕生日おめでとうございます。
 投函したカードは、切手を貼るのを忘れて戻ってきたので、速達で再投函だー orz

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2006年06月29日

おふとんのなかに

 かけぶとんのカバーの中の一部が、やけにもこもこしているなぁとは思っていた。高級ではない羽根布団だから、偏っちゃったかなぁって思っていた。

 今日、カバーを外したら、中からころころと、レッグウォーマーが出てきた。


 ………。
 エアコンを入れる季節になるとね。足だけ冷えちゃって困るから、あると助かるのょ。出てきてよかったよかった(前向きな考え)。

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今日のお昼ご飯とおやつ。

 友達と、横浜市都筑区の、スープカレー屋さんへ。
 通りすがりのチーズケーキとプリン屋さんにも吸い込まれる。
(このブログにしては珍しい主旨だなぁと思いつつ記録)

 以下ローカル情報w

 スープカレーは私は未体験。友達が発見したものの、入ったことがないとか。
 新しいお店らしく、ネットを漁っても情報がない。
 そんなわけで乗り込んでみた。

 店内は外からみた印象よりもどっかんとかなり広い。白と青のツートンの印象。壁際では、大きなスクリーンが無音でニュースを映していた。

 辛さは20段階。自分があまり辛いものは食べられないのでこれは嬉しい。スープカレーはランチで食べるにはたっぷり…というか、大量。そして野菜がどっさり。これも嬉しい。辛さ 2 という軟弱な選択だったからか、なんとなく薄くてぬるいスープという印象になってしまった。ただ自分はスープカレーがお初なので、これが普通なのかも…(比較ができない)。

 メニューに写真があれば、もちっと選びやすい…というか、想像しやすいかも。どのくらいのボリュームやバランスで出てくるのか、初めて行ったひとにはわからない。

 お昼の時間に行ったからか、連れ立った女性二人というお客ばかりで、厨房とフロアも同じ年代のひとたちな感じ。でも、カウンターやその向こうの感じでは、夜はバーに変身する模様。

 駐車場が遠くて、場所も中身もわかりにくい。初めて行くのが夜だったら、駐車場にたどりつけなかったかも…。
 椅子の足に、ゴムを付けてほしぃって思いました。個人的に。(私がうっかりなだけかもだけど)

( ↑ SOUP CURRY DINING Azure 横浜市都筑区北山田2)

 通りすがりに入ってみたのが、チーズケーキとプリンのお店。
 ぱっと見は高級そうな印象。冷やかしでは入りづらいとの友達のコメント。興味があるなら入ってみよう〜ってことで入ってみたら、気さくな店長さんが、わかりやすくいろいろと説明してくれた。
 チーズケーキはベークドもレアもある。プリンもたくさんの種類がある。その日によって品ぞろえが変わるとか。
 迷う迷う。

 チーズケーキも味見したいところだったけど、なにしろカレーでぱつぱつのお腹になっていたので、プリン2個購入(1個で315円。そなに高くない〜)。

 プリンはカスタードとチェリーローズ(だったかな。イチゴとクリームチーズのプリン)を購入。プリンは濃厚だけど甘すぎない。カラメルが苦めでオトナの味。て感じ。近くを通ったら行ってみたいけど、駐車場はなさそうなのと、幹線道路からは奥まっているから、また行くかどうかは謎。…でも、チーズケーキ食べてみたいな〜。なーっ。

(↑ What's? 都筑区北山田
 横浜市都筑区のサイト内で紹介されていた
  → http://www.tsuzuki-ku.com/tsuzuchan/formmail4.html )

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2006年06月27日

本:夜明けのメイジー

 ジャクリーン・ウィンスピア (ハヤカワミステリ文庫)

 借りた本。
 舞台は 20世紀初頭のイギリス。第一次世界大戦が終ってから 12年ほど。いまよりもずっと「階級」が幅をきかせている時代。
 メイジーは、ロンドンで探偵事務所を開く。そこへ最初に来たのは浮気の依頼調査。ありきたりすぎる依頼ではあるものの、メイジーはその裏の裏まで進んでいく…。
 主人公のメイジーは、子供のころはメイド。そこで才能を見いだされて教育を受け、学生になり、戦争がはじまってからは休学して看護婦になって戦地へ派遣される。そんな人生を経て、ロンドンでの探偵事務所開業になる。物語は戦争の影響の色濃い、人々の生活の中にある。

 探偵小説でありながら、それだけでない。メイジーの生い立ちを追う中には、人生や行き方について考え込むような台詞や場面がいくつもある。
 悲惨で陰惨な戦争。ー戦争で亡くなったひとやその家族、体の自由や外観を奪われたひと、自分をなくしたひとのこと…。たくさんの傷や傷跡を持つひとたちのことまで思わずにはいられない。
 
 うまく書けないのだけど。
 ゆっくり考えたいのにやめられなくて、ほとんど一気に読んでしまった。
 現在もう一度〜の、斜め読み中。

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2006年06月26日

本:怪盗ニック登場(他2冊:シリーズ)

 エドワード・D. ホック (ハヤカワミステリ文庫)

「怪盗ニックを盗め」
「怪盗ニックの事件簿」
 の3冊。短編集。(借りた本)

 ニック・ヴェルヴェットの「仕事」は盗み。自分のための盗みではない。報酬は2万ドル。依頼を承諾するのは、対象が価値のないものに限る。もちろん現金や宝石その他の値の張るものはお断り。
 仕事の依頼は不意に舞い込んでくる。その対象は、変わったものもあれば、ありきたりすぎるようなものも。ただし、2万ドルの報酬を払うとなると、依頼主はやっぱり何か思うところがあるわけで…。

 依頼の裏には裏があることも。依頼を受ける泥棒だからこそ事件のど真ん中にいるハメになってしまうニックは、「報酬が無事支払われるか」と、自分自身が裏をかかれないように(かかれることもあるんだけど)、依頼について考えをめぐらせる。ニックそれじゃ探偵業もきっとできるよってお手並みも見せてくれる。短編それぞれが、冒険小説のようだったり、古典的推理小説のようだったり、いろいろな味付けが楽しめる。主人公が泥棒稼業ということで、暴力沙汰やすれすれに巻き込まれることもあるけれど、いやな気分になるような書き方はされてないから安心して読める。

 盗みそのものばかりではなく、仕事に付随する事件や人間性も見えてくるのが面白い。報酬の支払いにこだわっているかと思うと、人情味あふれる判断をしたりするニックも魅力的。
 ところでこの主人公、同居の“恋人”グロリアには仕事内容はずーっと伏せたままだった。それ以外についてはニックはグロリアに忠実だったからこそ、 …… ごほごほごほ。
 いやぁ、なかなかいい感じですょ。

 訳に慣れるまで、1冊目の1作目の序盤を何度か読んでいたが、慣れたら、体調不良〜とか言いつつも、 3冊一気に読んでしまった。このシリーズは翻訳されてない作品がまだまだあるらしい。翻訳されないかなーっ。

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2006年06月25日

信頼は。

 努力に裏打ちされた自信があれば、自然と得られるものなんだ。

 ……て、思うことにしよぅ。
 過大評価(自信過剰)はとてもよくないことだけど、過小評価もあんまりよくないことかなぁと思う機会が増えてきた。

 勤勉であることは、自信につながるのだと思う。
 今の自分が、できる範囲めいっぱい頑張っているわけではないことはわかってるけど、毎日を無駄にしないで、無理のない範囲でがんばろぅぅ〜。

 なんだかとても「うまく表現できてない」気がして仕方がない。頭がクリアなときに、もう一度考えようぅぅ。

投稿者 chi : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

うむぅ。

 なんだかとても嬉しくて楽しみなもんで、どう反応したらよいやらわからないでいる。
 とても久しぶりな感じ。

 うはー♪

 今ごろになってようやく、ラグを交換。
 いぐさ臭すてきーっ。

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2006年06月22日

忘備録

ネタにしようと思ってそのままになってること
・6/10 イベント
・6/18 観劇
・6/22 整体

 風邪は治ったかと思って油断していたら、今朝から発熱。
 道理で起き上がれないはずだー。

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2006年06月20日

スピーカー

 忘備録。
 きぅぶのスピーカー(の、多分、線)。死んじゃったかもしれない…。

 今度きちんと調べてみること。

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2006年06月19日

改札を抜けて

 気持ちが陽気になってるときに嬉しいことがあると、笑いが止まらなくなる。

 もともと笑いツボが押された状態だった。でもなぜそんなにハイテンションになったかは説明しようとしてもできなかった。

 説明なんてできなかったんだ。 
 ただ単純に、嬉しくて楽しかったんだもの。

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2006年06月16日

風邪。

 風邪を引く。
 
 そうすると、のどがいがらっぽくなる。このときはウイルスが体内で増殖中。インターフェロンが出て、粘膜が反応している。
 次に熱が出てくる。NK細胞やマクロファージが働いてる。マクロファージからインターロイキン1が出て、脳視床下部にある発熱中枢を刺激して発熱。一方ではT細胞が増殖中。この過程に2〜3日かかるとか。
 T細胞が分裂を始めると、インターロイキンやサイトカインやヒスタミンが分泌される。(サイトカインやヒスタミンは、刺激伝達物質で、くしゃみやはなが出たり、体がだるくなったりするモトになる)
 サイトカインによってキラー T細胞が出てきて、ウイルスに感染している細胞を殺していく。
 ちょうどそのころ、インターロイキンによって B細胞が活性化し、IgG を作るように変化する。

 ウイルス感染から IgG が充分にできて、体が楽になってくるまで、一週間くらいかかるそうな。

 要するに、風邪薬は症状を緩和するだけで、風邪そのものは自分の免疫で治すってーことですょ。

 今読んでるのは、「免疫学個人授業(新潮文庫)」。
 風邪を引いたらどうなるかという内容を読んだ直後に、自分が風邪を引いてしまったわけで、ぽやけた頭で何度かここを繰り返し読んだ。最近の二次感染を起こしたらこじれるのは同じなんだろうけれど、その辺は言及されていなかったり、ちょと昔の本だからか、抗ウイルス剤の話は出てこなかったり。

 いやこれは風邪の本じゃないから、風邪についてはほんのちょっとしか触れてないわけだけれど。

 自己と非自己の区別などなど、面白いことも満載だったりするのですょ。
 それはさておき、さっさと治さないとなぁ。はやいとこ IgG に登場していただきたくー。

投稿者 chi : 21:54 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月10日

さっ…

 さんすべりあーっ!

 鉢を割りそうな勢いで育っている。
 そのうち株分けしないとなぁ。

 て、最初に思ったのは10日ほど前なんだが。
 今のところ、取り組む時間がなくて、そのまんま。

 根っこの株(て言うのかな)がむくむく育っている。
 放っておくとこの夏に鉢を割っちゃうかな(観察中)。

 もとはといえば、職場からもらってきた、一枚の葉っぱ。
 よくここまで育ったもんだなぁ。。
 今度昼間に写真を撮ってみよう〜。

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2006年06月07日

ぼやき など。(小動物臨床での歯科

 ところでワタクシ、自分の職場での歯科処置は、ほぼ99%くらいの割合で担当するわけです(残りは休んじゃったとか、院長の犬とか親戚の犬とか)。あぁでも、歯科専門ではありません。一般診療が主なオシゴトです。職場もふつーのちっちゃい動物病院だから、年間にやる歯科処置の数も、100に届くか届かないかくらい。あぁでも、麻酔をかけての手術や処置は、基本的には一日1件しか取ってないことを考えると少なくはないのか。

 で、主にわんこの歯石歯周病関連の話。

  トリミングとかで、ついでに歯の表面の歯石を落としてもらってるから、表面もきれいで大丈夫ってー話も聞くけど、犬の歯科で本当に厄介なのは、歯周ポケットとそこに溜まる歯石。そして歯肉や歯槽骨の退縮。これは麻酔をかけないとチェックも難しい。さらに、犬猫はひとよりもエナメル質が薄いとのことで、きちんとした処置でないと、歯石と一緒にエナメル質を剥がすこともあるらしい。

 そんなこんなで、麻酔下での歯科処置をお勧めするわけですょ。

 ところでうちの職場では、数年前から超音波スケーラー単体ではなくて、動物病院での歯医者さんが使うような機械を使うようになった(導入している動物病院はまだまだ少ないと思われる)。これに、けっこう高圧で、エアと水を同時にも別々にも噴出できるヘッドがあって、歯周ポケットの汚れを発見するのにも非常に役に立つ。普通の状態では見えないとこもぴかぴかにできるようになった。

 歯周ポケットの掃除がきれいにできるようになって、何が変わったかというと、処置にかかる時間。特に歯周病がひどくて、ポケットが深くなっている子に関しては、歯の表面だけをきれいにしてときよりも確実に時間がかかる。

 歯石や歯周病がひどくなってる子たちは、シニアさんが多いから、事前検査や当日検査をする。検査結果や持病によっては、導入に使う麻酔薬も、一般の麻酔よりも作用時間が短い(多少高価なもの)を使用する(その後ガス麻酔に移行する)。抜歯をする場合には鎮痛剤も使う。作業中は付近にいろいろが飛び散るから、普通の手術よりも後片づけがたいへんなことになる。歯科用の機械そのものが、エコーやレントゲン機械並の値段がする(いやどれも販売価格には幅がかなりあるとは思うけれど)。

 それでも、処置にかかる費用が高いと思うひともいるらしく。
 初期投資はえらいことになってるんだけどなぁ。。
 超音波スケーラーにマイクロエンジンだけとは、仕上がりが違う(初期投資もかな〜り違う)ってこと、どうやって患者さんにお伝えしていけばいいんだろうなぁ。
 ちっちゃい手術の方が、よっぽど実入りがいいし、らくちんです。えぇ。避妊/去勢の方がよっぽど楽。だいたい若くて元気な子だし。(……そういう理由で、歯科処置をやってない動物病院があるのかなぁと今思い至ってみた)

 そういえば、先月転院してきた高齢ねこさん。主訴は「口が痛くて食べられない」。調べてみたら問題は歯周病(口内炎ではない)。しばらく抗生剤を投与して、落ち着いてきたところで歯科処置をしたので、おそらくもう問題はないと思われる。転院してくる前、もともとかかっていた病院では、口が痛いことについては「もう手遅れ」と言われて、何年も鎮痛/消炎目的で長期ステロイド投与されてただけだったとか。これは痛みだけをコントロールしているだけで、根本的な治療ではない。根本的治療が可能な病気に対して、うわべだけ繕ってる状態にしか見えないわけで(これについては怒り心頭気味なので、クールダウンしたらそのうち書こうと思っている)。

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2006年06月06日

ノラさん(シロさん)のこと。

 職場から、小さな道を挟んだお隣のおうちの庭で、お昼寝をしている白猫の姿に気が付いたのは、確か2月ごろだったと思う。
 
 昼休みになって、職場の2階にあがり、お隣の庭を見下ろすとどこかにいる。最初は庭の隅だったのが、だんだん大胆になってきたのか、そのうちベンチの上で大の字になってたりする姿まで見るようになった。
 
 先日。その猫が運び込まれてきた。飼っているわけでも世話をしているわけでもないノラさんで、触ったこともなかったそうだ。
 ノラさんが突然血を吐いたとのこと。庭先でそれを見かけたお隣さんは、夢中でそのノラさんをふん捕まえて、病院に飛び込んできたのだ。

 
 口からの大出血。よくよく観察すると、上口蓋からだくだくと出血している。
 なんとか止血をしたが、ものすごい貧血。。。
 
 処置、治療を施していても、回復しはじめるまでの数日は、命が危うい状態だった。原因はよくわからないままだが、恐らく止血機能に異常をきたすような毒物を摂取したのではないかとか、上口蓋に何か刺し傷を作ったか(可能性としては低そう)と思われる。
 
 そうこうしながら約一週間。ノラさんは徐々に元気を取り戻し、ちょっと食べ過ぎじゃないかというほどご飯を食べ、グレーっぽい毛並みも白くなってきて、スタッフの顔を見たらごろごろいいながら頭をすり付けるようになった。
 
 もうそろそろ元の場所に返しても大丈夫ですよー(と言っても、お隣さんはノラさんには寛容なので、追い出したりはしないと思われる)。
 ということで、先週末に迎えに来てもらった。
 
 ノラさんをケージから出して、診察室に向かおうとしたら、ノラさんがいきなり暴れはじめ、渾身の力を振り絞って、手を振りほどいた。
 
 そしてダッシュ!
 一目散に駆けていくその先は。
 
 自分がいた、元のケージ。
 
 老体なのに、ジャンプも軽やかにケージに飛び込み、自分がベッドにしていた、タオル敷きの箱に入って、「しゃーっ!」
 
 …外よりそこがいいですか。。
 
 かといって、病院に住んでもらうわけにもいかない。結局また捕まえて、お帰し。病院の窓からみていると、お隣さんはノラさんを大事に抱えて運び、自宅の門を入ったところで下ろした模様。
 
 5分ほどして、別の入院している犬を散歩していたスタッフが帰ってきた。入院わんこは病院の裏から出入りをしている。
「今、シロさん(ノラさんの愛称)、病院の裏を走ってましたよー」

 ……油断したら病院に帰ってきそうな勢いだ。
 
 その後ノラさんの姿を見ることがなく、日曜日の休診日も、当番スタッフは姿を見なかったと言っていた。
 
 それが。今日。
 昼休みにふとお隣の庭を見下ろしてみると、ベンチにノラさんの姿が。
 スタッフを呼んでみんなで眺める。いいねぇ、気持ちよさそうに寝てるねぇ。
 
 あとになって、スタッフが「シロさーん」と呼んでみたとのことだけど、逃げていっちゃったとか。眼光も鋭く、野性を取り戻した感じだったという感想だった。
 
 まぁそれでも。安心したんだよ。

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2006年06月05日

本:国家の品格

 藤原正彦 (新潮新書)

 日本は元来品格のある国であった。それは、情緒と形の文明があり、国民が武士道精神に溢れていたからである。…というようなことが主旨。詳しくは表紙カバーの折り込み部分でも参照してください。
 売れてるらしぃから、そんなことはご存じのひとの方が多いのだろうか(私は知らずに読みはじめてしまったが〜

 さて。
 今の日本でこの本がベストセラーになるのはいいことなのかもしれないと思う。戦後、GHQにより、日本人は日本人としての誇りを感じないように教育されてきたのではないかと思っている自分としては、なかなか面白い内容だった。

 ただし、著者本人が断っているように、飽くまでも個人の意見なのである。講演内容がもとになっているだけあって、語りかけてくる印象。
 内容の中は、極端なものもあるし、極論に過ぎないものや、物事を一面からしか見ずに語っている部分も散見される(意図して書かれているものかどうかはわからない)。

 それでも、論理や合理性を追及する根本的な考え方の落とし穴だとか、「平等」「自由」などに対する考え方だとか、国際人とは何かとか、挙げていけばキリがないほど、目からうろこ的な発言も多い。

 こういう意見もあるのだ。という余裕を持って読めるなら、お勧めな一冊だと思う。
 読んでみて損はないし、新しい発見があるんじゃないかなぁ。って感じでお勧めしてみる。

 そして今もし日本人であることに自信も誇りも持てないでいるひとがいたら、違う意味での一読をお勧めする。

(タイトルから連想するような小難しい感じではなくて、へーとかほーとかそれはちょっと〜などと思いながら、さっくり読み切れる。
 そぅそぅ。この本で、「惻隠」という言葉を知りました。…教養がないもんでー。

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鶏 vs 魚

 昨日の晩ご飯は、ケンタッキーのフライドチキン他(お持ち帰り)。

 うみさんは、並んで座り、ひたすら待った。お座りしてずっと待ってた。

 今日の晩ご飯は、焼き魚他。

 うみさんは、焼いてる途中から台所へ乱入。何かを一所懸命訴えていた。
 魚が食卓へ移動すると、共に移動し、お座りしたまま一所懸命観察していた。
 足元が平らじゃなくても、全然気にしないほど集中していた。

 …魚の勝ち。

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仕事がいちばん盛り上がる日

 土曜の午前中、あまりにもこんでいて、自分が把握しているだけでも、二人…というか、二件分の患者さん(わんこにゃんこ1頭あたり、家族がひとりとは限らないので何人いたやら)がお帰りになってしまった。

 いくらこんでたとはいえ、仕事が回ってないっていうのもどうかと思うけれど。。。
 午後も夕方からは似たような状況に。さらに一日を通して、時間がかかったり大変なことになったりの患者さんも少なくなかった。どんなにこみあってても、説明や処置その他をおろそかにするわけにはいかないから、さらにこみあってしまったりするわけで。
 ほへ。

 6月のスケーリングの数の多さを、呪いのようだと嘆いていたけれど、「修業の時期だと捉えるべき」(ちょとニュアンスが違うが)というようなことを言われて、それもそうだと思い直した。そうこうしているうちに、ますますスケーリングの予約が入っているけれど、それでもなんとかなる予定(今月はもうほとんど予約でいっぱいになって、口腔に関連のない手術/処置がそのうち一件しかないという有り様ではあるw)。あれから、右腕〜肩〜首はめっきり楽になった。
 6月は、自分的には、口腔処置の強化月間。ってことで。


 今までのジンクスといたしましては。「仕事が忙しいっ!」って書いたら、外来が減るのです。
 あぁいそがしいいそがしい〜っ。
 んでも、そろそろピークは越えたはず。

 ところで、心臓疾患になってしまったマルチーズさんに説明をしていたら、おねいさんがいきなり「私もこの2ヶ月、心臓がどきどきするようになったの。コエンザイムQ10を飲みはじめてからのような気がする」と。
 いやここはどぅぶつびょういん…。
 おねいさんもハタと気づいて話を引っ込めてしまったけれど。
 ……それは、服用を中止するか、その製剤を持って病院に行った方がいいんじゃないかしら(一応言ってみた)。

投稿者 chi : 01:09 | コメント (0) | トラックバック

久しぶりのブログいじり(カレンダー他

 ひとさまの「カレンダーはいらないんじゃないの?」という発言を受け、ちょと考えてみた結果、カレンダーが月めくりになれば嬉しいなぁ。と思い立った。
 そんなわけで、あれこれ検索。ヒットしてきた上から順にいくつか閲覧し、気に入ったものをチョイス(普段からの勉強不足が滲み出ている行動ではある)。公開されているスクリプト等を元に、もともと気になっていた在庫置き場の長さの対策(メインページのみ)もついでに、ってことで、いじってみた。えぇ、ほとんど元のまんまなんだけれども。
 
 内容ではなくて、見た目にちょこっとでも時間をかけたのはひさしぶり。時間がもったいなーいとかいいながら、ハマった(いろんな意味で(^^;

●参考サイト●
・在庫置き場をどうにかする
(もともとはカレンダーの改変案を探していて発見)
 『カレンダーに月別アーカイブのリンクを』

 (「お気楽極楽ブログ」さん)

・横長カレンダー。休日表記あり。
 『休日表示付きリアルタイムカレンダー(月送り・横型) for Movable Type』

 (「小粋空間」さん)

 いじりはじめたらあれこれ思い立つもので、妄想や構想は広がっていたけれども、つまづいたりしてたもんで、あっさりタイムアップー。かえるさんは自分的にもあまり好評にならなかったので近々外す。多分(下方にいるのを忘れなければ…)

投稿者 chi : 00:58 | コメント (6) | トラックバック

2006年06月02日

うきゃー

 7月の某研究会(仕事絡み)、遠方なんだけど、関東で開催されるときは行けないから(院長が行くから、病院で居残り …もとい外来)、行きたいーと思っていた。てゆか、昨年突然思い立って行った。

 今年は、家族的催し物(16年ぶりという部分も含めて)とぶつかるため、諦めていた。
 …が、昨日、どこぞの学会関連のホームページで、開催が一週間ずれて告知されていた。

 やった! 行けるーっ!

 と思ったのもつかの間。昨日見た告知が間違いだったみたいで、やっぱり行けないことが判明した…。

 がーん… (や、そんだけなんだけど、あまりにもがっくりしたもんで)

投稿者 chi : 21:10 | コメント (0) | トラックバック

たまに思う。

 医師も教師も、資格を取ったら一生もの ではなくて、数年おきに更新するってことにはならないものだろか。

 ただ、産休や育休が必要になる女性には、安易にこういう制度を導入されるとハタ迷惑かもとは思うけれど。ひとが生まれて生きていく上で避けて通れない重要な要素に関わるプロフェッショナルなだけに、よくよく練った上でこういう制度を導入していただきたいところ。

 ちなみに獣医師は。更新制にせねばならないほど社会的地位が高くない。それほど費用もかけられないだろうというのが実情。なにしろ開業しないことには、仕事量と使う体力と必要な資格の割に実入りが少なすぎるw(うちの職場だけってことはないのがオソロシイ話である)

 更新制にするなら受けて立つけれども。専門医療に特化する獣医師と各科診療(一次診療)に携わる獣医師とで、知識も技術も方面や深さがまるで違うから、一律の試験は無理だろうなぁ。。

 ただ、獣医師として取り残されたくもないし、自分の患者にはなるべくいい医療を提供したいしで、別にやらなくても獣医でいられるし、勉強にかかる費用は全く職場からは出ないんだけど、セミナーやら講演会やらにはなるべく出るように心がけているってーだけのこと〜。

投稿者 chi : 20:24 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月01日

鼻。

 5月は寂しいおしらせが相次いだのであった。

 そのひとつ。のぷさん(ゴールデンハムさん)の他界。
 ハム界では充分に長生きさんだと思うのだけど、寂しいことに変わりはない。

 今日のエントリのみろさんのアップ写真。かわいらしさに鼻血が出そうになったょ!
(みろさんはロボハムさん)
 おまけ話題の、スパークリングコーヒーには、鼻水が出そうになったょ!!

 こちらへどうぞ→ のっぴょぴょのぷのめろミロプ


 最近テレビでも何でも、お金をかけるかわいがり方ばかり取り上げていて、正直言って気持ち悪い。ひとの立場からじゃなくて、一緒に暮らしてる子(たち)の立場で、おいしくて楽しい暮らしを提供するにはどうすればいいかを考えるってースタンスは定着しないのか。

 わんこになるべくおいしいものをって、高級肉ばかり食べさせているひとがいたけど、自分自身が、高級なものばかり食べてて、それで幸せかって、考えないんだろうか。このひとは、たまに食べる楽しみを知らないんだろうか。犬の栄養面でのバランスはどうなってるんだろうか。わんこのいちばんの楽しみを食べることだと思ってるひとは多いけど、それはあまりにもわんこといういきものの社会性を蔑ろにしているってことじゃないのか。

 話が激しくずれているのだけれど。

 大事だいじにしているひとには、新しく迎えて欲しいといつでも思う。

 それにしても、今夜は。鼻血まじりの鼻水が出そうでキケンでしたょ。

投稿者 chi : 22:50 | コメント (0) | トラックバック

体重計を借りている

 うみが痩せてきた気がして、先週体重計を借りてきた。病院に連れていけばすぐ量れるんだけど、休みの日に連れていって…というのも面倒くさい。

 で、先週の木曜時点で4.0kg。ちょっと少ないかなぁ。
 ダイエット目的メインのご飯に、一般食のライトとシニアを混ぜてみた(アイムス。なぜなら職場にサンプルが満ちあふれていたから)。

 今週に入って、4.2kgになった。この体重計は、200g計なのかな。
 このくらいで推移するなら、まぁヨシ。って感じ。

 余談。
 目に付くところに体重計を置いてるもので、自分もときどき体重計に乗ってみる。体脂肪率も計測できるから「ほほぅ」なんて思いながら。

 借りてきてから一週間。体重が -1kg。体脂肪率は -0.5%。大きな問題としては、ダイエットは全くやっていないってーこと。それでも自分のベストの下限を下回って減り続けている。
 …仕事で痩せていってますかひょっとして。。

 気になったので、昔温泉かどっかで量ったのを記録してないかなぁと、blogに移行する前の日記のテキストを検索してみたけど、具体的な数字がない。測定した日にちがわかったので、家計簿を見たら、欄外にちょこっと記録してあった。

 今より痩せてるし。それじゃ不健康だろう。。。
 とりあえず、今、1kgやそこら減ったからって、気にしないようにしよう。と思いました。もへ。

 このトシになると、太りたくないところから脂肪がつくってーのが大問題なのよねー。んはー♪

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本:ダ・ヴィンチ・コード

 ダン・ブラウン (角川文庫)

 流行と好奇心に負けて読みはじめ、ジェットコースターのような展開で、なかなかやめられず。

 面白かった。でも、そんなにものすごく「特別」じゃない。
 主演のふたりには興味はあるけど、映画は観に行かない。自分がこの小説に感じた面白さは、2時間強程度の映画で満喫できるとは思えない。
 私のお脳力が低下してるときに読んだからなのかな。
 でもやっぱり、ふつーに「展開が早くて謎解きも面白い、アメリカの推理小説」て印象なのは変わらない。って思う。

 謎まわりについては、各メディアがこぞって大騒ぎしているもんだから、もっとダ・ヴィンチや信仰に関わるものかと思っていた。謎そのものは信仰に関わるけれど、謎解きはそうでもない。殺された館長が残した謎を解いていく間に、この小説でいうところの「キリスト教の真実」が語られる感じ。

 増して自分自身は信者じゃないし、キリスト教にもカトリックにもその他諸々にも造詣が深いわけではないから(むしろ浅すぎ)、特別な感情を持つこともない。その謎が真実でも真実じゃなくても、痛くもかゆくもないから、普通の推理小説として読んでしまう。単純に展開が面白い。キリスト教や歴史的美術品の知識が面白い。

 個人的な好みもあるんだろうけれど、ジェットコースター的展開のままずがんと終わればもっと自分的な評価は高かった気がする。最後の最後で「あー そうですか〜…」な感じに(そういうラストが嫌いなわけじゃないけど、謎を追い求めた果てのラストが見え透いてるのは違和感が)。

 あちこちのメディアが大騒ぎするのは、お話の内容ではなくて、宗教的な何かが隠されているからなんじゃ〜…なんて勘ぐってみたり。特にキリスト教の影響が低い日本国内でこれだけ騒がれるのがわからない。これはカドカワだからなのかと思ってみたり。
 カトリックのひとたちは、何を思うんだろう。って思う。カトリックってひと括りにもできないような気もするし、その辺りは想像もつかない。

 副読本みたいなものもたくさん出ているようだけれど、ダ・ヴィンチ・コードという小説についてではなくて、ダ・ヴィンチの作品に何かが隠されているなら、もっと知りたいかなぁ。

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