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2006年05月31日
5月下旬
この時期の職場は非常にこみあいます。
フィラリア予防は、うちの病院では5月下旬〜11月下旬。投薬前には、安全のために血液検査をしましょうね。ってーことで、わんこがたくさんたくさん押し寄せる。非協力的な子もいるけど、採血採血。中年期以降のわんこさんには、ついでに血液での健康チェック(生化学検査)もお勧めしたりする。意外と高脂血症の子も少なくないという現状…
…なのは毎年の出来事なのだが、去年は比較的楽だったのか、ログをさくっと見てもそんな話題は見当たらない。うーむ。おかしい。
ついこの間、仕事から帰ってきて、体は疲れているけど頭がさえてて眠れないなどという話を周りにしていたのだが。ここ数日は帰り着いたらそのままばったり倒れ込んで、気が付いたら 2〜3時間後。そのまま起き出したり寝直したり。
今年は「5月末日まで」っちぅ限定ものの催し物をはったからかもしれない。
体中痛いけど、とりあえず、部分的に特に辛い というのはなくなった(多分)。
来年はどうなっているのやら〜♪
明日までが勝負なのかなー。
ながなが闘病していたわんこが亡くなった。
もう一頭は、腫瘍が元で、その子自身の日常生活に支障が出はじめたので、安楽死の依頼がきた。
どちらも口腔内悪性黒色腫。こんなに挙動の悪い腫瘍ができながら、二頭とも頑張っていた。おっきくて気のいい子がいなくなる。寂しくなるなぁ。。。
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2006年05月21日
本:うまくやるための強化の原理
カレン・プライア著 (二瓶社)
「犬語の世界へようこそ!」とともにパップスフレンズで購入。
著者は、生物学博士。ハワイの海洋水族館シーライフパーク創立者のひとり。
クリッカーを用いたイルカの訓練をはじめ、多種の動物トレーナーでもある。
犬のしつけや問題行動、行動療法を学んでいると、「強化」ということばは必ず出てくる。
強化をどのように使うことで、望む行動を引き起こすか。シェイピングとは何か、刺激制御のやり方、考え方などなど、たくさんのヒントに溢れている。また、望ましくない行動をどのようにやめさせるかという、犬と暮らしはじめるととても悩まされる問題についても、たくさんの方法とその考え方、組み合わせ方などが解説されている。また、対象は犬に限らず、人間にも応用できる。
最初は、仕事に使えないかという観点で読みはじめた。
読みはじめてしばらくして、自分自身に応用できるのではないかと思いはじめた。もっと読んでいるうちに、自分が意識せずに行っている行動が、自分をコントロールするための方法だということを理解した。取り入れることが可能だろうと思っている。自分の環境のコントロールはそうそううまくはいかないだろうけれど、知識として持っているのと持っていないのでは大きく違うと思う。
全面的に賛同できたわけではないが、仕事に使うというだけでなく、日常の指南本としてこの本を考えている。
「頭のいい人、悪い人の話し方」なんて本より、こちらがブレイクするべきではなかったろうかと思う。
…ただ、行動学の用語を全く知らないひとには、この本はちょっと読みづらいものかもしれない。
この本の主旨からはずれるかもしれないが、第5章 実社会における強化 での「動物界における強化」では、鳥肌が立つほど興奮した。言いたいことを伝える術を持てば、人間に言いたいことを伝えてくるいきものは、人間だけではないのだ。
行動分析や犬猫のしつけの根本に興味のあるひとにはお勧め。
裏表紙をよくよく見たら、訳者のひとりが、学生時代に動物心理学を習った先生であった(多分)。どっかで見たことのあるようなお名前だと思ったら。あらあら。
この本、うみとの関係をよりよくするには、今から役に立つと思う。
それにしても、自分の強化は。難しいだろうなぁ。
投稿者 chi : 20:38 | コメント (0) | トラックバック
本:犬語の世界へようこそ! カーミング・シグナル
トゥリッド・ルーガス著 テリー・ライアン監修
犬のトレーニングの勉強をしていた友人から借りた本。
…を、ようやく入手した。
ひとことで言うなら、犬と関わるひと全てが、読まなくてはならない本。だと思う。
犬と暮らしているなら、犬と仲よくなりたいなら、犬が何を言ってるかもっと理解したければ。ぜひぜひ、読んでください。
さて。
カーミング・シグナルというのは、犬同士が「健全な社会階級の維持および集団内の対立回避のために活用している」ボディランゲージのことだ。
読めば、犬と接しているひとなら、目にした行動が必ず出てくる。
例えば、「来い」と何度も厳しく言っているにも関わらず、辺りの匂いを嗅いでいるばかりでなかなか近寄ってこない。怒れば怒るほど、犬の動作は緩慢になり、こちらをばかにしているように見える。腹が立つ。
なんてことになったことはないだろうか。
でも。
決して犬は人間をばかにしているのでもなんでもない。あなたが怒っているから、冷静さを取り戻してもらうためのシグナルを一所懸命送ってきている。それでもますます怒りはじめるから、わけがわからず戸惑っている。
自分の犬が、言うことをきかないと言う前に、その子が何を自分に伝えようとしているか、知ることも重要ではないか。
相互理解があれば、信頼も早く築けるし、犬の出すサインで、何を伝えようとしているかわかることもある。しつけももちろん重要だが、カーミング・シグナルも、犬と一緒に暮らす上では欠かせないと私は思う。
一般の本ではないので、販売しているところを探していた。
パップスフレンズ (PUPS FRIENDS)
トップ → トレーニンググッズ販売 → 書籍/ビデオ
(ページの一番下。カーミング・シグナルのビデオの販売も)
メールで注文。すぐにお返事をいただけます。
本もすぐに送ってくださいました。
こちらの代表ご本人は、犬のトレーニングに携わる傍ら、外国人講師が来日しての公演の際の通訳もされている方です。
余談〜。
地面を嗅いだり、動きが緩慢になるシグナルは、特に動物病院の入り口(もしくは診察室の入り口)でよく見られます。
普段は聞き分けがいい子なのに、このときばかりはオーナーに呼ばれてもそばに来ません。動物病院を怖いところだと思っているならなおさらで、そんな怖いところから「来い」と呼ばれたら、不安にならないわけがない。くんくん。とろとろ。
動物病院の入り口で、犬がそういう行動を見せても、くれぐれも叱ったりしないでください。さらに不安を煽って逆効果になるだけなので。もし急いでいる場合、危険でなくて、可能であれば、抱き上げちゃった方が早いかと思います。
さらに余談。
診察台の上で怖がってじたばたしたり慌てたりしている犬を、叱りつけないで! 大声を出したりもしないでください。犬を怖がらせる以外に大して役に立ちません。(獣医にとっては仕事の邪魔でもあります)
診察台に乗っていられることをほめ、優しい声をかけてなでてあげてください。
ただし、怖さのあまりオーナーに登っていくわんこや、パニックになって大暴れするわんこに関しては、オーナーに診察台から離れていただくことも多々あります。
もっと余談w
パップスフレンズで、本とビデオを購入したときに、訓練用のクリッカーをおまけでいただきました。
折しも、「ねこのきもち」のおまけ新聞では、藤井先生が、クリッカーを用いた自宅ねこの訓練を紹介している。うみさんにも何かを教えてみようかしら。まずはクリッカーの意味から。かなぁ。
投稿者 chi : 19:20 | コメント (0) | トラックバック
困った。
どうも右腕(利き腕)がおかしい。
痛みを感じはじめたのは19日午後。部分的にしびれのような違和感もある。右肩甲から首、肩、右腕。
ものをしっかりと握るのが難しくなった。
ちょっと前から、注射液の入ったバイアルをときどき落とす。それは単にしっかり持たなかったからかもしれないけれど、20日の午後には明らかに、「しっかり握れない」になっていた。
いつもお願いしている整体師さんにメールをしたら、連絡をくれた。
自分で出来るあれこれを教えてもらい、腕の痛みはかなり引いた。
自宅の中での作業も苦ではなくこなせるようになった。
キーボード入力も今はつらくはない。
ただ、軽いしびれは残っているし、首と背中ははっきりと痛みを持っている。
気のせいかもしれないが、左よりも右手の方が冷たい気もしている。
2〜3日で改善しなければ、どこかを傷めている可能性も。ということを言われた。
この時期一日何回となく繰り返す採血は、力を入れなくてもできるのでなんとかなる。問題なのは手術とスケーリング。来月半ばまで予定がぎっしり詰まっている。
仕事ができなくなると困っちゃうなぁ。。
投稿者 chi : 16:12 | コメント (3) | トラックバック
2006年05月17日
やすらぎ
うみの寝顔。
明るいところで寝ているときは、前足で顔を隠していることが多い。
今日は、仕事から帰るなりひっくり返ってた私にくっついて。
私が起き上がるまで、ごろごろ言いながら添い寝をしていました。
あぁ。かわいいのぅ。(ばかと呼んでくださって結構よっw
投稿者 chi : 00:01 | コメント (2) | トラックバック
2006年05月16日
脳年齢@人体展
会場で、脳年齢測定というのをやっていたのでやってみた。
・有効活用度(本来の能力の活用度)
・脳の元気度(どれだけ疲れにくいかの目安)
・すばやさ(実年齢に比する情報処理能力)
の3点を計測するというもの。
モニタのあちこちにばらばらに表示される数字を、タッチパネルで順に押していく。という作業を2回。2回目はシャッフルかかりますょ。てなあんばいで。
有効活用度以外はちょとずつ低かったワタクシw
一応、総合アドバイスでは実年齢相応との診断。
それはさておき。有効活用度の中のひとことが。
「興味あることとつまらない事で、作業効率が相当に違うのもあなたの特徴です」
えぇ。その通りですが何か不都合でも。
てゆか、人間のお脳なんてーそんなものじゃないのか〜。と思う。真剣に。計算機じゃないんだからさ〜。
仕事をしてる最中と、プライベートでは、脳の血流量が違うんじゃないだろうかとか、自分でもわかるほど差が出ていることもある。なんというか。仕事中を人並とすると、プライベートは恐竜並。反応するのに約2秒かかります。
ところで、素早さは、「まだ人並に達していません」。
これから人並に達する事があるんでしょうか。衰えていくんじゃないのか〜w
話は全然違うんだけど、恐竜の反応速度の遅さは否定されたんだったっけ……(今後機会があれば調べてみよぅ。。
投稿者 chi : 23:29 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月15日
人体の不思議展
横浜で開催されている、人体の不思議展に行った。
今までは、ポリシーを持って行かなかった。
数年前、職場のいんちょが行って、買ってきた図説を見せてくれた(今でも職場にある)。その中身に引っ掛かる部分がたくさんあって、納得いかなかったから、行かなかった。
考え直すきっかけがあったので、行ってみた。
うーん。
もう少しまとまったら、書いてみようと思っている。
投稿者 chi : 23:54 | コメント (0) | トラックバック
コメントスパム投下
帰宅前後を狙うかのようにコメントスパムがどかどかとやってきた。
対策してあるのにこれが通るのかー ってびっくりしつつ。さらに対策を施してみたのだが、功を奏しているのかなんなんだか実感がわかないままなのであった。
とりあえずスパムがこなくなったからいいってことにしておこぅ〜。
対策の余波で、今日は久しぶりにモニタを眺めている時間が長い。いったん何かを書きはじめるとだらだらしてしまうから、自粛の方向でいたのではあるのだが。
まぁこんなときもあるさ〜♪
投稿者 chi : 23:43 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月10日
またしても。
またしてもテレビネタ。
まともにテレビを見ている時間がほとんどないもんで、たまに見るとあれこが脳内の網にひっかかってきちゃうのかもしれない(笑)
今夜は、NHKのクローズアップ現代っちぅ番組での、小篠綾子。コシノ三姉妹のお母さんが取り上げられていた。自分的には、そういえば訃報を見たなぁ。くらいの認識しかなかった(根本的に、身近ではないひとにはそれほど興味を持てない性分なのでそれはさておき)。
昭和9年に洋裁店を開業。夫を亡くし、女でひとりで娘3人を育て…というよりもむしろ、洋裁店に心力を注いだ生活だった模様。娘たちが世界的デザイナーに育ったのち、70を過ぎて、自分のブランドを立ち上げたのだとか。そして92歳で永眠するまで、生涯青春ということばとともに頑張っていたらしぃ。
休んだら? という娘の言葉に真剣に怒ったのだと言う。
そんなコシノ(母)の、心に残るおことば。
「目的と理想がなくなったとき、初めてひとは老いていく」
全力で走り続けられるひとは、滅多にいないと思う。全力で走れるひとはきっと、こうやって名を成していくのだと思う。そこまででなくても、自分の中での目的や理想があって、前を見て歩いていれば、きっといくつになっても生きていくことが楽しいのだろうなぁぁ。なんてしみじみ思ったのだった。
一方で、あぁ、だからうちの親ってば老け込まないんだぁなぁって思ったりも。理想があるのかどうかは不明だけど、常に「やりたいこと」を持っている気がする。うむうむ。いいことだ。
実は、ネタにしている割には、それほど真剣に見ていたわけではないので、部分的にうろ覚え。仕事から帰宅して再び仕事関連で出て行くまでの短い時間に、あわあわとご飯をかっこみながら見ていたという状態のうえ、番組を最後まで見られなかった。でも、帰ってきてから一応調べたので嘘はないと思う。多分。
中途半端な情報でも、こやって前向きな刺激を持ったまま、仕事関係のおでかけをすると、そこで受けた刺激が全部プラスになってくる気がする。体は疲れてたはずなのだけれど、今日の手術やその場で聞いた仕事関連の話は本当に興味深くて面白かった。
投稿者 chi : 01:04 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月08日
偉人
テレビで「日本人の好きな偉人ランキング」のようなものをやっているのを見かけた。その番組をきちんと見ていたわけではないのだけど、たまたま見かけた中に、オードリー・ヘップバーンが出てきた。
女優としての彼女しか連想しなかった。
でも彼女は人生の後半をユニセフ親善大使として世界各地へ訪れ、貧しいひとたちのための活動もしていたのだそうだ(そう言えば聞いたことはあるような…)。
女優を引退して長らくメディアに登場しなかった彼女が、年老いて現れたときに、一部では年老いた彼女を見て幻滅したファンがいたのだと言う。
それを聞いたオードリーは、
「確かに顔には多くのしわができました。
それは多くの出会いを重ね、愛を知ったということです。
だから私は、今の顔の方が好きですよ」
とコメントしたのだとか。
ご飯を食べつつぼーっとテレビを見ていたのだけど、お箸を置いて書くものを探したほど琴線に触れた。
うまく感想がかけないんだけれど。。
*******
聞いて慌ててその辺の紙にメモをしたので、正しくないかもしれない。
もし正確にご存じの方がいたら教えてください。
投稿者 chi : 01:09 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月04日
いかんいかん。
忙しさにかまけて放っておいたら、表示されるエントリがなくなってしまったw
面白いからしばらく放っておこうかしらと思わないでもなかったけど(^^;
…てなことで、ゆるゆると設定変更。
以前はもっと書いていたからあぁいぅ設定だったよなぁとふと思い返してみるのでした。もふー。