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2006年12月19日

のらねこさんは。

 ふだん生活しているところで死ぬのと、ひとに保護されて閉じこめられて死ぬのと、どっちがしあわせなんだろう。
 
 生活の場で死ぬときは、おそらく隠れて死んでしまう。そのまま土に還ることはほとんどないだろう。病気であれば、つらく苦しい思いをするだろう。隠れているにも関わらず、天敵に出会うこともあるだろう。
 
 ひとに保護されて死ぬときは、ひとから見れば手厚い看護であっても、のらねこさんにとっては何だかわからず。保育器に入れられ点滴をされながら、それでもやっぱりつらく苦しい思いをするんだろう。

 
 
 なんてことを、朝、保育器で亡くなっていたのらねこさんの最後の処置をしながら考えていた。本当に具合が悪くなって、手の施しようがないほどになってから連れてこられたねこさんで、二晩持ちこたえていたのが自分としては驚きでもあった。
 
 お迎えにきたねこおばさんは、最後は温かいところで本当によかったとおっしゃっていた。そういう考え方もあるんだろう。長年世話をしていたねこおばさんにしてみれば、姿を消されてしまうよりは、よほどいいことだったに違いない。
 
 ...うん。こういうのもきっとありなんだろう。
 お迎えに来てもらって、きっとタマシイは元の場所に還る。

投稿者 chi : 2006年12月19日 00:21

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コメント

気が向いたら、お名前に「@neko」をつけてみてくださいまし。




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