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2006年09月03日
「天職」を感じた日。
ちっちゃいころからイキモノが好きで、それが高じてじぅいになったと思われているから、小さい頃からの自分を知っている、当時からオトナのひとたちには、「天職ねー」って言われることが多いのだけど、自覚や実感をしたことって、実を言うとそれほどあるわけじゃない。
それが。
それほど珍しくも難しくもない手術。しかも執刀は院長。自分は助手。というシーンで。薬の使い方(感染のコントロールだけでなくて、注射/ガス麻酔やペインコントロールその他含む)や術前処置から術中、術後処置まで、「○○ちゃんのために〜」なんて思いながら頭の中で構築しているうちに、変な高揚感がやってきた。
公私共に、普段では滅多にやって来ない充実感。
寝不足で多少ハイになりやすかったのもあったのだと思う。
けれども、自分の仕事がなんてエキサイティングなんだ! って感動したのは、本当に久しぶり。
もうすっかりベテランなキャリアになってしまった割に、まだまだ勉強も経験も不足していると思っている。似たような症例には日々たくさんたくさんぶつかるけど、わんこにゃんこたちの生活環境も考慮すると、どんなに単純に見える症例でも、全く同じなんてことはほとんどないわけで。
同じことの繰り返しがないってのは、なんて興味深いことだろう。って思ったりもしたのです。完治は見込めなくても、できるだけ快適な結果を提供する。なんか素敵なことじゃないかー。
こういう風に感じることができるから、天職って言うのかもしれないなーって、興奮がさめてから思い返してた。
仕事でへこむことも多いから、そのときの自分のために書き留めておく。
今の仕事に携わったことを幸せに思え。
ものすごくやりがいのある仕事をしているぞ。
だれが認めてくれなくても、自分で認めろ。
これが多分、自分の天職。
他に何もなくても、どんなに辛い目に遭っても。
投稿者 chi : 2006年09月03日 12:35
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