« うみさんの写真。 | メイン | ほっぺたの内側に »

2005年09月28日

本:ボクの音楽武者修行

ボクの音楽武者修行 小澤征爾 (新潮文庫)

 小澤征爾というひとを知らないひとはあんましいないと思う。
 これは彼が20代でフランスに渡ってから3年間を振り返って書かれている。(あとがきは昭和37年に書かれている)。貨物船にスクーターとともに乗り込んで、単身フランスに渡ったということは、何かで読んで知っていた。そのことに興味はあったけれど、そのまま放置していたので、詳細についてはまるで知らないままだった。

 新潮文庫の100冊の小冊子で、ちょうど興味のある時分の話が、文庫で出ていることを知った。
 あぁラッキー♪
 
 ひとがら、家族への思い、ヨーロッパの環境、音楽、著者自身の音楽観、日本への思いなどなど、読みどころはたくさんある。とんとん拍子に見える成功も、読んでいて気持ちいい。
 できれば、このあとの出来事も読んでみたいのだが、どうやらその後を本人によって書かれたものはなさそうだ。
 
 
 音楽に対してのうんちくも何もない私にも楽しめました。ということで。
 解説まで、びっちり充実していた。このようなひとが大成するのか、と、解説を読んで改めて思ったりしたのだった。

投稿者 chi : 2005年09月28日 00:57

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://hima.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/450

このリストは、次のエントリーを参照しています: 本:ボクの音楽武者修行:

» 小澤征爾「ボクの音楽武者修行」 from make myself just as hard
小澤征爾「ボクの音楽武者修行」(新潮文庫)1 この本の存在は以前から知ってたのに長いあいだ読まずにいたなんて、なんてもったいないことをしてたんだ、と思った... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年02月18日 16:52

コメント

ああ、なつかしい。読んだのはおそらく30年も前、小学生の頃です。
詳細は覚えていないけれど面白い本でした。多分まだ実家にあるぞ
新潮文庫が。

この本、学研の「学習」かなんかに本の紹介があって、それを読んで
全部読みたくなって、自主的に買いに行った本の一つなので思い出
深いのです。小学生だった私には、文庫本がちょっとオトナな気分で
どきどきでした(笑)

投稿者 まるちか : 2005年09月29日 13:15

>まるちかさん
そうなんですよねぇ。ずいぶん前に出ていた本で、ぴろっと見たときにびっくりしたのでした。でもでも、そんなに前に出た本でも、今でも充分わくわくできるのです。前に向いて進んでいるひとって素晴らしいと思う。

小学生で文庫本かー。
オトナだなぁ〜っ。きゃーっw

投稿者 chi : 2005年09月30日 00:40

だったらぜひ一度、小沢氏指揮するコンサートをお聞きになることをお勧めしますぜ。良く知ってる曲を予習していけばOK。

すごいよ。ほんとに。

投稿者 まるちか : 2005年10月03日 16:01

>まるちかさん
実は憧れにゃのですよ。目に入る情報は必ずチェックしているのですよ。
でも、ほんとに敷居を感じてしまうのですよ。
 や、私のおサイフには痛いっちぅだけでにゃく、
 ひとりで行くにもどうだろうとか思ったりして。

> すごいよ。ほんとに。
い、いってみたい…… (価値がわかるかどうかは自信がにゃいけど ^^;

投稿者 chiにゃん : 2005年10月03日 21:01

気が向いたら、お名前に「@neko」をつけてみてくださいまし。




保存しますか?