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2005年07月21日

みぅじかる:WE WILL ROCK YOU(感想)

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 …画像のでかさがナニかを物語っておりますが(笑)
 盛り下がったらどうしよう。てのは、杞憂でしたの。

 行く前は、フレディが歌うわけではないから(当たり前だ)、がっかりしたらどうしよう とか、あらすじがアレなので、うんざりしたらどうしよう とか、ちょと思っていたわけですょ。ゆえに、他のひとのレビューを見ようなんて気はさらさら起きなかったんですが。

 あいだに20分の休憩を挟んで約3時間の公演。終わってみれば、あっという間。 
 あらすじは。ここで語る必要はないでしょぅ。予習してくほど小難しくないし、ステージの両脇に電光掲示板的字幕がでます。英語わかんなくてもお話はわかります。スバラシィ。
 ストーリーはそれはそれで面白かったのです。Queenの楽曲を使ってのストーリーとなると、無理があるんじゃないかと思っていたけど、そんなこともなく(部分的に歌詞が変わっていたりはしていましたが)。Queen以外の当時の音楽(アーティスト、歌詞など)がちりばめられ、セックス絡みのお下品な冗談とか、日本人向けのお笑いがあちこちに挟まれたりもして。ストーリーの根本は洗脳やクローン、均質化に対する反発なので、お笑いではないのだけど、その割にはお笑い部分も非常に印象に残るのでした。ロックが受け入れられてなかったころ、ロック少年や少女ってこんな気持ちだったのかしらと思うことも。
 
 笑いではないとこと言えば。若くして亡くなったミュージシャンを偲ぶシーンがあるのです。ひとりひとりの名前を呼び、バックのスクリーンには顔写真が次々と現れては消えていく。その中に尾崎豊がいるのは日本仕様として。トリがやっぱりフレディなわけですょ。そこで、No-One but you。正直ちょっと涙ぐんでしまいました。(フレディが亡くなったその時、自分は号泣するほどQueenを知ってたわけではなかったのですが…)
 
 ところで、劇場に着いてみたらば、ほぼど真ん中の3列目だったのですょアナタ。もぅびっくりではないですか。同行の友達の意向でS席だったわけですが。S席つってもこんなとこ初めてですよ。わぉ。役者さんの目線が自分の上を通りすぎていくのがちょっとカナシイ(笑)。あぁでもそんなのぜいたくだー。歌い踊る役者さんたちを間近に観て、余計なものが見えないからあっという間にハマりこめるのでした。
 そんなに広くないステージの両脇には生バンド。このひとたちが演奏以外でもまた盛り上げる盛り上げる。

 当然だけど、Queenの楽曲があらゆるところで使われるわけです。歌えるひとにはたまらんですょきっと。キャストはそりゃもぅ歌がうまいうまい。女性が歌うってどうなのかしらと思ったりもしたけど、もぅ全然。キラークィーン(役名)なんて、男性顔負けの声が出てる。感動。若い女性おふたかた(スカラムーシュ、オズ)も、やっぱり声を活かした歌い方。フレディとはもちろん違うけど、それはそれでずがーんときましたょ。ガリレオ(主役)はなんというか、悪い言い方をすれば無難にハマってるというか。違和感ないです。でも、違和感ないってすっごいことじゃないかしら。
 
 ところで、ブリット(ぶりとにーすぴーあーず。オトコw )の衣装といい動きといい、なんかファンになっちまいましたょ。キャスト一覧を見て、スカラムーシュ役のひとの美人っぷりにはびっくりしたり(イギリス公演と役者さんが違うようですが、主役級のふたりの感じは、日本公演のひとたちの方が好きかも。と、パンフを見ながら思うワタクシ。でもほんとにそのひとなのかどうか、女性はメイクが違うから確信がない)
 
 ガリレオに「立って!」って言われてからは、客席がわも一気に盛り上ってた感じです。や、それまでにも盛り上ってるひとたちもいたわけですが(自分含む。
 となりのおじさまwが、なんとかノっていこうとしている姿が微笑ましかったです。…と思いながら多分ワタクシ歌いまくっていたので、やかましかったかもしれません…
 
 ストーリーそのものを考えるとオチがついてるんだかついてないんだかですが(や、ついてるのか)、そんなのどうでもいいですよな盛り上がり具合と申しましょうか。
 
 前半でも充分楽しめていたので、休憩時間についついTシャツ買っちゃいましたw。帰って見せたら「イタい」って言われたけどいいのもぅっw
 
 同行のひとは、もっかい行くらしぃですょw。もし読んでたらおせんべ買ってきてください。
 …や、自分ももっかい行くかなぁ。ぅぅ。今度は後ろの方で、他のお客に構わず最初っから盛り上ってみるのも楽しいかもだ。

ともだちに聞いた話も含めて、 あとになって、ぼへみあんらぷそでぃをステージでやりたかったのかなぁと思ったりもしたのでした。予習をしてなかったので復習をしていたら、出資の半分以上をロバート・デ・ニーロがしていたり、ロンドンとこちらではキャストが違っていたり、周りの劇場への音漏れの問題があるらしかったり、いろいろなことを知りました。もうひとつ。リピーターがすっごく多い気がします。あぁどぅしよう自分。(財政難)

 あらすじと曲目を発見したのです。
 →こちら(コマ劇場サイト内)

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投稿者 chi : 2005年07月21日 22:08

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