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2005年05月20日

本:オオブタクサの呪い

シャーロット・マクラウド(創元推理文庫)

 シャンディ教授の第5弾。
 イギリスのウェールズ地方にオオブタクサが大量発生。撲滅のために、シャンディ教授、エイムズ教授、ストット(…は教授だったっけ?)の3人が出かけたものの、現地調査に旅立ったら。ら。 あらら?
 
 てなことで、舞台は中世ウェールズへ。もうすっかりファンタジックな世界。
 夢オチだったらどうしよぅ。という心配をよそに、物語はどんどん進行していく。魔術めいたものは顔を出すものの、魔法でどうにもならない展開にもならず、シャンディ教授が王子の死の謎に迫るくだりは種も仕掛けもない推理小説仕立て。
 一方では、今までには見られなかった、吟唱詩人としてのシャンディ教授の腕を見ることができる(洞窟で踊り狂うあたり、ぜひとも映像化していただきたく…)
 
 今回、心に残ったひとこと。
「自由というのは、仕事にあぶれるということなんですね。」

 …何か間違ってるのかもしれないけれど。

投稿者 chi : 2005年05月20日 23:24

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