« おでかけ:奥多摩 | メイン | 雑誌:ねこのきもち(創刊号) »

2005年05月03日

本:援助者必携 はじめての精神科

春日武彦 (医学書院)

 私の状況を知っているひとが、貸してくれた本。
 こころのやまいに罹っているひとに、援助者として直接関わっていくひと(保健婦さんなど)のために、精神科医が書いたもの。この著者の本は過去に一般向けのものを読んだことがある。
 
 こころのやまいについては、興味本位で終わらせられない事情もある。それでも、知らなかったことをたくさん吸収することが出来た。患者本人だけに問題があるわけではないケースなど、考えさせられることも多い。客観的に物を見られる状態でこの本と出会えたのは幸運なのだと思う。
 
 また、こころにやまいを持っていることはさておいて、ひとと対峙するときのものの考え方やものの捉え方には、自分が仕事に向きあうときに役に立つであろう内容もたくさん含まれていた。活かしていく方法も考えていきたい。
 
 ひとのこころのやまいと対峙する仕事は、本当に重い仕事であると思う。患者にとっていわゆる「名医」が少ないのも、医者とは言え、人間であるが故ではないかとも考える。

投稿者 chi : 2005年05月03日 21:20

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://hima.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/305

コメント

気が向いたら、お名前に「@neko」をつけてみてくださいまし。




保存しますか?