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2005年03月08日
本:時間泥棒
J.P.ホーガン (創元SF文庫)
ニューヨークの時間の進み方があちこちでおかしくなりはじめた。時間の進み方が遅くなっている。しかも場所によって進み方が違ってきている。原因は不明。 …という状態を捜査しなくてはならなくなった市警の刑事。時間が盗まれているという仮定のもと、物理学者だの宗教者だのなんだのに話を聞いて回るハメに。その間もどんどん時間は「なくなって」いく。。
てな感じ。時間の進み方が違うことが、何にどんな影響を及ぼすかってーことが、素でいくつも挙げられるひとは、楽しめるんじゃないかと思う。何がどうなっているのか、完全に理解しなくても物語は楽しめるのだと思うし、物語の中で説明もされていないのであまり重要ではないのだろうけど、理屈に頭を悩ませているうちに話が終わってしまったような印象で、ちょっと空振りー。
面白そうな本を借りたので、こちらを先にやっつけてしまおうと頑張って、ちょっと失敗だったかも。こういう気分のときにSFを読むなら、ハインライン(というよりクラークか)の方がいいかもなぁ。
投稿者 chi : 2005年03月08日 22:16
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