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2004年09月09日

本:とらちゃん的日常

中島らも(文春文庫)

 当時猫をどうしても飼いたくなった理由。エピソード。そこからはじまるらもさんの周囲のお話。いつものエッセイではあるのだけれど、ここ数年らもさんの本をやや敬遠気味だった自分には少しばかり新鮮でもあり懐かしくもあり。
 
 2階の住民でもある猫好きな大家さんとのとらちゃんの愛情を巡る攻防などなど、面白く読める。一方で、多忙から来ると思われる疲れたような文章は、故人となった今、少し悲しくも思える。
 
 ねこの写真もたくさん収録されている。後半になって、大家さんちの子として登場するふくちゃんとのくんずほぐれつだったりなかよしだったりする写真もかわいらしい。
 
 数日前、他の本を読んでいる合間に手に取ってみたら、あっという間に読み終えてしまった。どう書いたらいいのかとしばらく考えていたのだけれど、「おもしろいよ!」と勧められはしないかなぁと思ったりしたもので、ちょと書くのが遅くなってしまった。

投稿者 chi : 2004年09月09日 23:04

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