2006年03月16日
本:一日江戸人
一日江戸人 杉浦日向子 (新潮文庫)
江戸時代や時代劇にちょっとでも興味があるなら、とてもとても興味深く読める本。
著者は文章も絵も達者なので、読みやすい上にわかりやすく面白い。
入門、初級、中級、上級と章わけされ、その中でもテーマがあるので、ちょこちょこと読むにも都合がいい。
江戸人の暮らし、考え、習慣、流行その他が、ものすごく活き活きと描かれている。著者がこの時代とそこに生きるひとびとをどれだけ好きかということが伝わってくる上に、読んでいるうちに、その気持ちが感染してしまう(笑)
時代劇を見ているだけでは思いもよらない。ばかばかしいことが大好きで、とてつもなくその日暮らしな江戸に思いを馳せながら、通や粋について考えてみるのも乙なものかもしれない。
面白かったよーっ。
……。
表紙がわかるからいいかな。と思って、amazonのリンクを使ってみたのだが。
うーん。今後も使い続けるかどうかは考え中。
今まではテキストリンクでした。
投稿者 chi : 2006年03月16日 01:55
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://hima.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/550
コメント
私もこれ読みましたー。
江戸って粋だねって思ったですよ。
杉浦さんの本は読みやすいんですよね。
あぁ、亡くなられたのが残念ですわ。
投稿者 shocha : 2006年03月16日 04:11
>shocha
書き手のよさも光りますが、江戸そのものも魅力も存分に味わえますねー。うーん。すてきだー。
(偉そうなコメントだーw)
よく知っていたわけではないけれど、訃報を聞いたときは、ほんとにほんとに残念でなりませんでした。語り口調も柔らかくて好きだったなー。
投稿者 chi : 2006年03月17日 01:49