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2004年11月09日
なんだかかなしい。
ひさしぶりにきたねこ。16歳。
体重は以前の半分。きれいだった毛(長毛)は毛玉だらけ。
以前から排尿がおかしいとのことで、おむつをされて。
主訴は強からの血尿。
その他については特に何も言われない。
要求されないことをするのは職場のやり方に反する。
血尿以外にも問題はあるのが、さわっていればわかる。
ごつごつになった腎臓が、やせたからだごしに触る。
嫌がるといわれながらおむつをされるその顔は、決して痴呆などではない。
血尿の治療だけでそのまま帰すことに抵抗がある。
毛玉を取るだけでも…と思うけれど、全部取れば毛がほとんどなくなる。
飼い主に、もう16歳ですからと言われて、20歳を越える猫も今は珍しくないのだというのが精いっぱいで。
ねこは小さないぬじゃない。
排尿がおかしいのは、痴呆ではなくて排尿障害じゃないのか。
…反応は薄い。
院長の診療は、あっさりしていた。
言外に、検査や治療を勧めても無駄に終わりそうだという気持ちが見える。
尿検査を指示している。実際に再び来院するなら。と思う。
尿検査から話を広げることは可能だ。
でも、こちらの話を聞いてもらえるだろうかとも思う。
おむつをつけられながら、じっとこちらを見ていた目が、ひどく印象に残っている。
正解はない。
消化不良。
投稿者 chi : 2004年11月09日 21:11
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コメント
そうそう。尿検査はおかぁさんがいらっしゃって、その後延々と話をして。
血液検査はしないということで落ち着いたものの、腎臓に障害があるのは間違いないことは納得していただけました。現在、当のねこさんは、腎臓病用のごはんを食べています。腎臓を患った場合、腎臓をどれだけいたわっていくかってことが延命に直結するもので、療法食は非常に重要になるのです。
ながいきしてほしいなぁ。
投稿者 chi : 2004年12月02日 17:28