わんこの飼い主さん向けの本です。
特に、これからわんこを迎えるおうちには必携!
と言い切っちゃいます。
獣医領域の動物行動学では名高い、村田香織先生の本です。
(獣医で行動学に興味があるなら知らないひとはいません)
パピークラスの普及などにも尽力を注いでおられます。
内容はひたすらわかりやすく、そして細かく、
わんこへの愛情にあふれた本になっています。
問題行動は、多くが、おうちのひとのわんこへの態度で、
抑制できると思います。
少なくとも、大きな問題になる前にコントロールできることがほとんど。
生まれたときからコントロールできないわんこはほとんどいません。
(特に、日本ではそういう傾向の犬種は少ないので…)
病気の予防のために、予防接種(ワクチン)をするように、
わんこの心のために「心のワクチン」を。
というのがタイトルの所以です。
私は今まで、わんこのしつけ相談で何度も
「犬の飼育書はたくさんあるけど、
この子のための飼育書はありません」
ということばを繰り返してきました。
生まれもって「ちょっとシャイ」な子と、
「だれでも歓迎のうはうはわんこ」の
しつけ(対応)が同じでいいわけがないのです。
でも、この本は、
「もしこの対応をしてもうまくいかなかったら」という点を
きちんと網羅しています。
さらに、
「このときに、犬がこういう態度を見せる場合は
専門家に相談しましょう」
という線引きもきちんと行っています。
たくさん遊ぶ重要性、
遊びの種類によってどう違うのか、などなど、
重要な知識がたくさん、しかもわかりやすく詰まっています。
わんこと暮らすひとには、まずは読んでみてほしい1冊です。
Vet_work, わんこ, 本
けっこう話題になってるそうなのだが、
全然知らなかったんである。
内容に関することはともかく、
脳に興味があるひと
脳卒中になったひとが身の回りにいるひと
脳卒中になるリスクが高いと感じるひと
は、必読だと思う。
私はもともと脳に興味が(ふつーのひととして)あったので
読むことにしたのだけれど、
読む前の期待を大きく越えた1冊だった。
| 奇跡の脳ジル・ボルト テイラー Jill Bolte Taylor 新潮社 2009-02
by G-Tools |
Read more…
本
私の「ペットアロマ師匠」須藤先生とのコラボの、
ペットアロマケアの 1dayセミナーでした。
須藤先生は、愛犬セラちゃん(ミニチュア・シュナウザー)と登場です。
セラちゃんをモデルに、アロマトリートメントの実践のデモも行われました。
私は、病気に関する話がメインだったので、
なるべく一般的な話を心がけたものの、
小難しく、長かったのではないかなぁと思ったりしています。
理屈先行のお話から一転、
須藤先生のお話とデモンストレーションは、
五感のだいじさ、
わんこと向き合うことなどがメインで、
とても得るところの多い時間でした。
*
以降の、レビューというか感想というか、は、
こちらのペットアロマ系ブログ(http://ameblo.jp/vet-aroma/)にゆずるとして…
*
最近、
「これからは “こころ” に関わることが
クローズアップされるようになるんじゃないか」
と感じることが、たびたびあるのです。
それは、震災に関連して…という面も多々あるのですが、
それだけでなく、
今回のように、わんこたちに対しても、
そのように感じています。
頭で考えたり、理性的な判断は、とても必要だと思いますが、
感じたり、向き合ったり、共有したりすることの重要性を
考え直す時期なんじゃないかなぁと。
以前ペットロスについていろいろ読んでいたなかで、
「対象喪失」という本に出会って、
そのなかで「感情をきちんと感じない / 向き合わない」ことの
弊害が述べられていたのが印象に残っているのかもしれません。
…本自体は、30年くらい前に書かれているのですが、
その傾向はいまも続いているのかなと思うのです。
改めてまとめて書きたいなぁと思いつつ、
そろそろ一ヶ月経っちゃうなぁ ^^;
また改めてレビューするかもですが、
印象的な本だった、ってことで。↓
Diary, にゃんこ, ペットアロマ, 本
ペットアロマ, 本