速読についてざっくり調べてみた。2
ざっくり調べてみた結果、
速読にもいくつか種類があることがわかった。
その中で、フォトリーディングというものに目が止まった。
写真のように読むということなのかー というのと、
子供向けの入門書が出ていることに気がついたのが動機。
早速購入。
「考える力がつくフォトリーディング」
PHP研究所 山口 佐貴子 照井 留美子 (著), リネット・アイレス (監修)
for KIDS でありますよ。
これこれこのようにして役に立ちますということが述べてある。
実際のやりかたもわかりやすく書いてある。
フォトリーディングというのは、
ぱぱぱぱぱっ とページをめくっていったら、
写真を見たように文章が理解できるものか、と思っていた。
が、
それは大きく間違っていた。
なぜこの本を読むのか目的を作り、
どのような本なのか構成を知り、目次を調べ、
フォトリーディングをし、
本の中を調べ、単語などを抜き出し、
内容をざっくり読み、
場合によってはマインドマップを作り…
(↑実際の行程をはしょっている)
などと、ステップは5つくらいだが、
少なくとも慣れるまではそう簡単な行程ではないようだった。
※本の中では、わかりやすくとっつきやすく書いてある。
「読む」ことに抵抗がある子だったら、
試してみると大きく違うのかもしれないが、
もともと読むことに抵抗がない子の場合は
調べたり質問設定をしたりに対しては、
「めんどくさい」が先に立つかもしれないと感じた。
…私がものぐさなだけかもしれない。
そんな気もしてきた。
少なくとも、「読んだらできる」ものではない。
そりゃそーだ。
身に付くまでの練習は必要で、
まずは21日やってみよう、というページもある。
いろんなもので試してみよう、と、
学校で渡されるプリント、
辞書、教科書、新聞、図鑑なども
具体的にどうしたらいいよ、と書いてあって
本としてはとても親切だと思う。
*
ところで話はズレるのだけれども。
へーとかほーとか言いつつ感心して読んでいたのだが、
ハタと、
子供にまで、「急く」ことをお勧めするのって、いかがなもんだろう。
て思ってしまった。
本をのんびり読むのをたのしむ
ということも、教えてあげた方がいいんじゃないかなぁ…。
たくさんの知識をつけることがいいことだとは限らない。
系統だてて、きちんと記憶できても、
速読でものを読むって楽しいのかなぁ。
「そういう方法もある」ことを知るための本としては
とても興味深いと思うし、その意見は変わりないのだけど、
どんな本でもこういう読み方しかしなくなったら、
ちょっともったいない気もするのだ…。
自分としては、
「文章をたのしむこと」は、捨てたくないな。
そういう選択ができるのは、
今まで長い間生きてきて、
楽しい思いをしてたからこそ
そう思えるんじゃないかなとも思うのですな。
(思考ループ…)
*
…まぁそれはさておき。
amazonの書評で、
速く読むという技術というより、
「情報との上手なつきあい方」の提案だと思いました。
という意見もあり、こういうことかと納得した。
特にマインドマップは、記憶に定着するとのことで、
物語よりも、資料を読む場合にはいいのかもしれない。
速読についてざっくり調べてみてわかったのは、
「ゆっくり読んでも一度で理解できない文章は
速読なんてできるわけがない」ということだった。
自分の理想がここにあったのだが、
考えてみたらそりゃー無理ですわよね。
と、あとになって納得…。
専門雑誌を速く読めるようになるといいなーと
思っていたのだけど、
どの記事も、すんなり脳に入ってくるわけではないのだー。
ということは、あの雑誌をさかさか読めるようになる日は来ない…。
普通に読むのと変わらないとわかったことで、
私の速読に対する興味はずいぶん落ちてしまった。
できるようになると便利かなぁ
という気持ちはまだありはする。
専門誌以外にも読むものはたくさんあるのだから。
本を読んだだけでは習得できないような気がしてることもあって、
めんどくさいが勝っているだけなのかもしれない。
ちょっとずつ練習してみるかなぁ。。
タイトルからかけ離れたけど、
フォトリーディングにふれてみました、ということで。