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速読についてざっくり調べてみた。2

11月 26th, 2012

ざっくり調べてみた結果、
速読にもいくつか種類があることがわかった。

その中で、フォトリーディングというものに目が止まった。
写真のように読むということなのかー というのと、
子供向けの入門書が出ていることに気がついたのが動機。

早速購入。


「考える力がつくフォトリーディング」
 PHP研究所 山口 佐貴子 照井 留美子 (著), リネット・アイレス (監修)

for KIDS でありますよ。

これこれこのようにして役に立ちますということが述べてある。
実際のやりかたもわかりやすく書いてある。


フォトリーディングというのは、
ぱぱぱぱぱっ とページをめくっていったら、
写真を見たように文章が理解できるものか、と思っていた。
が、
それは大きく間違っていた。

なぜこの本を読むのか目的を作り、
どのような本なのか構成を知り、目次を調べ、
フォトリーディングをし、
本の中を調べ、単語などを抜き出し、
内容をざっくり読み、
場合によってはマインドマップを作り…
(↑実際の行程をはしょっている)
などと、ステップは5つくらいだが、
少なくとも慣れるまではそう簡単な行程ではないようだった。

※本の中では、わかりやすくとっつきやすく書いてある。
「読む」ことに抵抗がある子だったら、
試してみると大きく違うのかもしれないが、
もともと読むことに抵抗がない子の場合は
調べたり質問設定をしたりに対しては、
「めんどくさい」が先に立つかもしれないと感じた。

…私がものぐさなだけかもしれない。
そんな気もしてきた。

少なくとも、「読んだらできる」ものではない。
そりゃそーだ。
身に付くまでの練習は必要で、
まずは21日やってみよう、というページもある。

いろんなもので試してみよう、と、
学校で渡されるプリント、
辞書、教科書、新聞、図鑑なども
具体的にどうしたらいいよ、と書いてあって
本としてはとても親切だと思う。

 *

ところで話はズレるのだけれども。

へーとかほーとか言いつつ感心して読んでいたのだが、
ハタと、
子供にまで、「急く」ことをお勧めするのって、いかがなもんだろう。
て思ってしまった。

本をのんびり読むのをたのしむ
ということも、教えてあげた方がいいんじゃないかなぁ…。

たくさんの知識をつけることがいいことだとは限らない。

系統だてて、きちんと記憶できても、
速読でものを読むって楽しいのかなぁ。

「そういう方法もある」ことを知るための本としては
とても興味深いと思うし、その意見は変わりないのだけど、
どんな本でもこういう読み方しかしなくなったら、
ちょっともったいない気もするのだ…。

自分としては、
「文章をたのしむこと」は、捨てたくないな。
そういう選択ができるのは、
今まで長い間生きてきて、
楽しい思いをしてたからこそ
そう思えるんじゃないかなとも思うのですな。

(思考ループ…)

 *

…まぁそれはさておき。

amazonの書評で、

 速く読むという技術というより、
「情報との上手なつきあい方」の提案だと思いました。

という意見もあり、こういうことかと納得した。
特にマインドマップは、記憶に定着するとのことで、
物語よりも、資料を読む場合にはいいのかもしれない。


速読についてざっくり調べてみてわかったのは、
「ゆっくり読んでも一度で理解できない文章は
 速読なんてできるわけがない」ということだった。

自分の理想がここにあったのだが、
考えてみたらそりゃー無理ですわよね。
と、あとになって納得…。

専門雑誌を速く読めるようになるといいなーと
思っていたのだけど、
どの記事も、すんなり脳に入ってくるわけではないのだー。
ということは、あの雑誌をさかさか読めるようになる日は来ない…。

普通に読むのと変わらないとわかったことで、
私の速読に対する興味はずいぶん落ちてしまった。

できるようになると便利かなぁ
という気持ちはまだありはする。
専門誌以外にも読むものはたくさんあるのだから。

本を読んだだけでは習得できないような気がしてることもあって、
めんどくさいが勝っているだけなのかもしれない。
ちょっとずつ練習してみるかなぁ。。


タイトルからかけ離れたけど、
フォトリーディングにふれてみました、ということで。

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