エリザベス・ムーン(ハヤカワ文庫 SF)
ネビュラ賞受賞作。
帯の謳い文句はなにか違う。という印象。
職場の片隅にある「碑文谷文庫」にあった一冊。
(職場スタッフが持ち寄った本が並んでいる棚を
職場の住所からそう呼んでいる。
てゆか、張り紙がしてあったw)
自閉症の治療法が確立されている近未来。
治療法が確立する前に成長してしまったという理由で、
幼いころに完全な治療を受けられなかった主人公。
同じ障害を抱えているひとたちで
構成されているセクションで働いている。
普通に社会生活を営んでいるが、
新しく開発された、
まだ実験段階の、成人に適用できる治療法を受けるよう、
上司に強制される。
主に主人公の一人称で語られる。
障害を持っていることでの悩み
正常(”ノーマル”)への気持ち
まわりのひとたちとの関わり
ストレスへの対処
彼に見えるパターン 思考 …
何度か読んでみても、また新しい発見があるように思う。
あなたが癒される覚悟ができたとき
あなたのすべての病が癒される準備ができるのです。
このことばが、とてもとても印象に残ったので、
書き残しておこうと思ったのだった。
Diary, 本
池上彰(PHPビジネス新書)
コンビニで通りすがりに購入。
ビジネス書だということはあまり意識せずに購入。
サブタイトルに、
「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!
て書いてある。
…てことを知ったのは、読んでいる最中(笑)
読みやすくてあっという間に読み終えてしまった。
まさに、著者の「伝える能力」が高いからなんだろうなぁと思う。
難しいことを易しく表現したからといって、中身自体の質が高ければ、中身が色褪せることはありません。
池谷裕二も、「プロであるならば、中学生に理解できることばで話せなくてはならない」ようなことを言っていて、唸らされたのだが。
池上さんが、いろいろなメディアで引っ張りだこになるほど易しくわかりやすく表現できるのは、深い理解と能力があるからこそなのだ。
これは自分自身の仕事の場で、肝に銘じておかなくてはならないと改めて思った。毎日が、クライアントさんへの説明の日々なのだから、プロとしての自分からの情報を易しくわかりやすく表現していくことは、最低限のサービスでもある。
多くの日本人が、成功している他人にとって嫉妬心を抱くという記述もあった。確かに、「あいつばかり成功してずるい」という発想は身の回りにも自身のなかにも、あたりまえのように存在していると感じる。これは、池上さんに言わせると日本特有のものらしく。自分自身の中にあるのなら、なぜそう思うのか、しっかり見ていこうと思う。何もしないで成功してるひとって、いないわけだしなぁ。。
…嫉妬心って、怖いばかりでなく、醜い。
などと、自分を顧みることもあったりで。
ビジネスとしても役に立つが、読み方を変えると生き方の指針にもなる。
自分の中に入れて、噛み砕いて、大事にしておこうと思う内容がいくつもあった。
本
池谷裕二(ブルーバックス)
友達に勧められて購入し、読みながら付箋だらけにした本。
新しい発見と驚きに満ちていた。
高校生相手の授業を文章におこした一冊。わかりやすく解説されており、しかも深い。
書きたいことがたくさんだけど、うまく伝えられない。
読んでみてー! と叫んでみる。
本